4. まとめにかえて
昨日15日は年金の支給日でしたが、今回の支給から適用される令和8年度の年金額改定と、働き方による受給額の違いについて解説しました。今回の改定で国民年金は1.9%、厚生年金は2.0%引き上げられ、多くの世帯で増額が見込まれます。
しかし、記事で見てきたように、厚生年金の加入期間や現役時代の収入によって、将来受け取る年金額には大きな個人差が生まれます。特に、男女間の賃金格差や、キャリアが中断されるかどうかが、老後の生活水準に直接影響を与えるという現実も無視できません。
まずはご自身の収入や年金の加入記録を確認し、将来受け取れる額を試算してみてはいかがでしょうか。そのうえで、不足する分をiDeCoや新NISAといった制度で準備するのか、または働き方を工夫して公的年金を増やすのかを検討することが大切です。この機会に、ご自身のキャリアプランと資産形成について、改めて見直してみることをおすすめします。
参考資料一覧
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」
- 日本年金機構「令和8年4月分からの年金額等について」
- 内閣府男女共同参画局「令和7年版男女共同参画白書」
- 内閣府男女共同参画局「女性版骨太の方針2025」
村岸 理美