玄関先のちょっとした植栽スペースに、おしゃれなシンボルツリーを植えたいと思う方も多いのではないでしょうか。しかし、「あまり大きくなりすぎると困る」「どんな木を選べばいいかわからない」と迷ってしまいがちです。

限られたスペースのシンボルツリーには、大きさをコントロールしやすく、花期が長い樹木を選ぶのがおすすめ。特に、初夏から秋にかけての花が少ない季節に「白い花」が長く咲く、暑さに強い庭木は、暑い季節の玄関先を爽やかに演出してくれますよ。

今回は、小さなスペースにも植えやすく、お手入れも比較的簡単な「初夏から秋に白い花が咲くシンボルツリー」を3つ厳選してご紹介します。

1. この記事で紹介する「初夏~秋に白い花が咲くシンボルツリー」3選

ムクゲ1/8

白い花を咲かせている、ムクゲ。花の中央は赤

APugach/shutterstock.com

  • シロバナサルスベリ
  • ノリウツギ
  • ムクゲ

どれも7月~9月頃まで、比較的長く花を咲かせる、暑さに強い庭木です。毎日家族が通り、お客様をお迎えする場所でもある玄関先を、爽やかな雰囲気にしてくれますよ。ホワイトガーデンのシンボルツリーにもおすすめです。

2. 玄関先で初夏〜秋ずっと白い花が咲く!暑さに強いシンボルツリー3選

2.1 夏空に映える純白のフリル「シロバナサルスベリ」

サルスベリ2/8

白い花を咲かせている、サルスベリ

KatMoys/shutterstock.com

サルスベリは「百日紅(ヒャクジツコウ)」という別名の通り、初夏から秋までおよそ100日間も次々と花を咲かせる、暑さに強い庭木です。縮れのあるフリルのような純白の花は、真夏の強烈な日差しの下でも元気に咲き誇ります。

葉色は一般的な緑色のほか、シックな銅葉の品種もあります。また、イッサイサルスベリという品種は、樹高が低くコンパクトで、若木のうちから花を咲かせます。植える場所や好みに合った品種を探してみてくださいね。

日当たりと風通しのよい場所に植えると、花つきがよく健康に育ちます。落葉期にその年新しく伸びた枝を切り戻すと、サイズをキープしやすくなります。ツルツルとした美しい幹肌も美しく、花のない冬場も楽しめる庭木です。

※参考価格:1300円~2500円前後(5号ポット苗)

2.2 半日陰でも育つアジサイの仲間「ノリウツギ」

ノリウツギ3/8

白い花を咲かせている、ノリウツギ

Chamomile_Olya/shutterstock.com

ノリウツギは、円錐形の大きな花穂が目をひくおしゃれな低木。一般的なアジサイの花が終わるころから咲き始め、秋まで長く花を楽しめます。咲き進むにつれて花色が変化していく様子も素敵です。

最大樹高が2m程度なので、お手入れしやすいのも魅力のひとつ。樹高、幅ともに1m以内に収まるコンパクトな品種も販売されています。ナチュラルな雰囲気で、和風から洋風まで幅広いテイストの玄関先に自然となじみます。

日当たりのよい場所でも半日陰でも育ちますが、強い西日が当たる場所や乾燥しやすい場所は避けてください。落葉期には、花が咲いた枝を軽く切り戻しましょう。アジサイの仲間の中では剪定の失敗が少なく、初心者の方でも樹形を保ちやすい庭木です。

※参考価格:1000円~2000円前後(4号ポット苗)

2.3 真夏にハイビスカス似の元気な花を咲かせる「ムクゲ(白花)」

ムクゲ4/8

白い花を咲かせている、ムクゲ

Cristina Ionescu/shutterstock.com

ハイビスカスの仲間で、夏空に似合うエキゾチックな花を咲かせるムクゲ。ひとつひとつの花は1日で枯れてしまいますが、初夏から秋にかけて毎日絶え間なく新しいつぼみが開き続ける、暑さに強い庭木です。

純白の花びらはどこか涼しげで、和風からモダンな洋風建築まで美しく馴染みます。枝が横に広がらず縦に真っ直ぐ伸びるため、門柱の後ろやアプローチのわずかな隙間などにもおすすめです。

日当たりのよい場所で元気に成長し、たくさんの花を咲かせます。最大樹高は2m程度ですが、毎年落葉期に長く伸びた枝を切り戻し、込み合っている枝も間引いておきましょう。サイズをキープしつつ病虫害の予防もできます。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

3. 白い花が咲く暑さに強いシンボルツリーで、玄関先を爽やかに

玄関先の小さなスペースにも植えやすく、お手入れも比較的簡単な「初夏から秋に白い花が咲くシンボルツリー」を3つ厳選してご紹介しました。気になる庭木はありましたか?

玄関先の小さなスペースでも、品種選びと剪定のコツさえ押さえれば、季節感あふれるシンボルツリーを十分に楽しむことができます。

初夏から秋の暑さの中でも、清楚な白い花が家族やお客様を優しく出迎えてくれる、暑さに強い庭木たち。ぜひご自宅にお気に入りの一本を迎えて、玄関先を爽やかに彩ってみてくださいね。

4. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い5/8

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。

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鈴森 真樹