2. 50代が一括投資を選ぶ際に注意すべき2つのポイント

より大きなリターンを期待して一括投資を選ぶ場合でも、50代ならではの注意点があります。

2.1 投資対象を一つに絞らない「分散投資」の徹底

全世界株式や米国株式のインデックスファンドは有力な投資先ですが、資産のすべてを一つの対象に集中させるのは、50代にとってリスクが高い選択といえるかもしれません。

  • 分散投資の徹底:株式だけでなく、値動きの異なる「債券」やインフレ対策となる「ゴールド(金)」などを資産の一部に加えることで、市場全体が急落した際の影響を和らげる「クッション」としての役割が期待できます。

2.2 損失を「割合」ではなく「具体的な金額」で考える

例えば「30%の暴落」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、これを「1000万円のうち300万円が失われる」という具体的な金額でイメージすることが大切です。

若い世代と異なり、50代は損失を労働収入でカバーできる期間が限られています。

市場の急落時に慌てて売却してしまう「狼狽売り」が、資産形成における最も避けたい失敗です。ご自身が「精神的に耐えられる損失額」はいくらなのかを、あらかじめ冷静に把握しておくことが重要になります。