「いくら言ってもおもちゃを出しっぱなし」「ご飯が進まない」「買い物に出てダダをこねる」
こんな我が子を見て、なんで言うことを聞いてくれないのだろうと、イライラしてしまうお母さんは多いものです。

今、この記事を読んでいる方の中にも、思い当たる節がある方もいることでしょう。

できることなら、毎日をニコニコとした笑顔で過ごし、余裕のある母親でありたいと多くのお母さんが願うもの。

ですが、そうは行かないのが育児の理想と現実のギャップです。

我が子にイライラしてしまった時、大切にしたい母親の気持ちの持ち方と対処法について、検証していきます。

我が子にイライラしてしまう・・・実際のエピソードを紹介

・「うちの息子は食事中よく席を離れてウロウロしてしまいます。まだ3歳と思う気持ちもあれば、もう3歳という気持ちもあり、ついにその日は爆発してしまいました。その日も、一口食べては席を離れて、注意したら戻ってくるの繰り返しでした。いつもはなるべく感情的にならないように努めていましたが、その日は私も疲れがたまっていたのか、どうしても我慢できず、思わず『いい加減にしなさい!!』と怒鳴ってしまいました…」

・「何をするにも、どこに行くにも『ママと一緒』『ママがいい』と言う娘。とても可愛いのですが、正直、面倒くさいと感じてしまうこともあります。ある日、夕食の準備をしている時に『ママ、お絵かきして』と娘がやってきました。その日は時間的にも余裕がなく、急いで夕食を作らなくては…と焦っていました。後でね、と言っても『イヤ!描いて~』と迫る娘に思わずイラッとしてしまい『いい加減にして!』と感情的に怒鳴ってしまいました」

・「この春、幼稚園に入園した娘。1学期も終わりに近付いているというのに、毎朝自宅の玄関で泣いてしまいます。なんとかなだめて行かせていたのですが、その日はどうしても我慢できず『じゃあ、行かなければいいでしょう!!』と大きな声を出してしまいました。その時のビクッとした娘の表情を忘れることができません」

何も特別なことをしている訳ではなく、日々の日常の中で我が子にイラッとしてしまう瞬間は多々あります。

そんな中で母は、なだめたりおだてたりさまざまな方法で対応していますが、ついつい感情的になってしまうこともあります。

そして、そんな感情的になってしまった自分に、さらに自己嫌悪を感じて気持ちが落ち込んでしまうという悪循環が生じてしまうのです。

落ち込んだ私を救ってくれた言葉・行動