4. 【もう届いた?】年金額改定通知書・年金振込通知書の見方
「年金生活者支援給付金」の手続きを済ませている方や、すでに年金を受け取っている方のお手元には、6月になると年金関連の通知書が郵送されます。
令和8年度の「年金額改定通知書」と「年金振込通知書」は、令和8年6月3日(水)から6月10日(水)にかけて順次発送されています。
郵便事情にもよりますが、おおむね到着まで3日から9日程度かかると案内されています。
なお、在職中で年金が支給停止となっている方については、令和8年5月8日(木)に先行して発送されました。
4.1 【届き方】はがきと封筒、2つのタイプを知っておく
通知書の届き方は、受給状況によって変わってきます。
年金と「年金生活者支援給付金」をあわせて受け取っている方には、両方の通知内容を1枚にまとめた「大判はがき」が届きます。
一方で、遺族年金を受け取っている方、複数の年金を受給している方、視覚障害による障害年金を受け取っている方には、「封筒」で送付される仕組みです。
視覚障害による障害年金を受給している方への送付物には、音声コードもあわせて印刷されています。
4.2 「年金額改定通知書」「年金振込通知書」ここをチェック
2種類の通知書には、それぞれ次の内容が記載されています。
- 「年金額改定通知書」:令和8年度の改定後の年金額
- 「年金振込通知書」:令和8年6月以降の変更後の振込額
はがきサイズと大判はがきサイズで様式が異なるため、ご自身の通知書の該当欄を落ち着いて見ていきましょう。
また、在職老齢年金制度の見直しにあわせて支給停止のしくみが変更されたことに伴い、対象となる方の支給停止額の欄には「#」マークが表示されています。
「#」がついている方は、令和7年度の年金制度改正に伴う表示と理解しておけば安心です。
4.3 【便利】ねんきんネットでも内容を確認できる
紙の通知書を受け取ったあとは、「ねんきんネット」での確認も活用してみてはいかがでしょうか。
令和8年度分の通知書は、令和8年6月9日(火)から、ねんきんネット上で表示できるようになっています。
PDFで保存したり印刷したりも可能なので、紙のはがきを紛失してしまったときの控えとしても役立ちます。
金額の見方や記載内容で気になる点があったときは、お住まいを管轄する年金事務所や「ねんきんダイヤル」での問い合わせも検討してみてください。
5. 【まとめ】年金生活者支援給付金と通知書で、わが家の振込額をひとつずつ確かめる
「年金生活者支援給付金」は、所得要件を満たした基礎年金受給者の暮らしを支える上乗せ給付の制度です。
2025年3月時点の平均給付月額は、老齢で「4146円」、障害で「5727円」、遺族で「5228円」となっていました。
対象に該当しそうな方は、まずは申請書の提出から始まり、一度手続きをすれば原則として翌年以降の請求は不要となります。
6月に届く「年金額改定通知書」「年金振込通知書」は、改定後の年金額と振込額をチェックできる大切な書類です。
手元に届いた通知書の数字をきっかけに、ご自身やご家族の老後の家計をあらためて棚卸ししてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金制度について」
- 日本年金機構「老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金の概要」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金の概要」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求する方の請求手続きの流れ」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」II 各種世帯の所得等の状況
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」用語の説明
- 日本年金機構「令和8年度の年金額改定通知書、年金振込通知書を順次お送りします」
太田 彩子