この世には、完璧な親は存在しません。誰しも長所と短所があるもの。子ども時代、「自分の親のこういうところは良くないから、自分が親になったら気を付けよう」と思ったことのある方もいるでしょう。同じ育児を2代連続で続ければ、短所部分がなおりません。

また、祖父母の言いなりでは、親も自立できません。「自分らしい育児」をするためには、自分の頭と体と心で考えて判断する必要がありますし、責任も伴います。

自分らしい育児をしてこそ、子育ての仕方も変化しますし、親も自立するでしょう。

自分らしい育児の心得3つ

核家族で自分らしい育児ができるようになったからこそ、心得ておくべきこともあります。

まずは「周りに頼る」こと。育児について知識・経験ともにゼロの状態からのスタートですから、気軽にプロを頼りましょう。保健師、保育士、小児科医といったプロに相談することは、現代育児では必須です。時には相性が合わない場合もあるので、自分に合う相談先を見つけておくと良いでしょう。

夫を育児のパートナーにすることも必要です。子どものことについて、1番分かり合えるのは夫。小さなことでも話したり相談し、巻き込んでいきましょう。児童館などに行き、他のママと一言二言でも会話をすることも、気分転換になります。

情報があふれる世の中だからこそ、自ら「情報の取捨選択」をすることも大切です。ただこれはある程度経験も必要で、特に1人目育児中は難しいところ。プロの意見を頼りにしつつ、経験を重ねながら、自分はどう思うか自問自答を重ねる必要があります。

3つ目に大切なのが、「自己コントロール」。1人で全て抱え込んでしまい、苦しんだ経験が筆者にはあります。一歩離れて客観的に自分を観察し、「疲れているな」と思えば一時保育を利用したり、今日は何もしない、という日を作る必要があります。誰も言ってくれないからこそ、「休憩」を自らこまめにとるのです。

核家族の子育てのデメリットばかり注目される現代ですが、より個人が自立と責任を求められると考えれば、良い面もあります。祖父母の意見もすべてを否定するわけではなく、良いものは積極的に取り入れていく。そうして自分らしい育児ができる、良い時代になっていると感じています。

永山京子