4. まとめにかえて

今回は、厚生労働省や内閣府の最新の調査結果をもとに、令和8年度の年金額改定と働き方による将来の受給額の違いについて解説しました。今年度は物価や賃金の変動に合わせて各ケースとも増額となりましたが、モデルケースを見ても老後の生活費をすべてカバーするには心もとない金額かもしれません。

特に現役時代の賃金や厚生年金の加入期間は、将来受け取る報酬比例部分の金額にダイレクトに影響を及ぼします。女性の働き方が多様化し共働きが主流となる中で、いかに長く社会保険の適用を受けながらキャリアを継続できるかが、将来の安心度を左右する鍵となります。

「まだ先のことだから」と後回しにせず、まずはご自身の「ねんきん定期便」を開いて現在の加入状況を確かめてみてください。現在の立ち位置を把握することで、将来不足するかもしれない具体的な金額がリアルに見えてくるはずです。

参考資料

鶴田 綾