時間に制限がない
保育園に子どもを預けていると、「〇時頃までにはお迎えに来てください」という決まりがあります。普段はその時間内にお迎えに行くことができても、急に仕事が入ってしまうなどの理由によって、お母さんもお父さんもお迎えに行けないことも。
祖父母に「お迎えに行くのが遅くなる」と連絡をすれば面倒をみてもらえるため、安心して用事を済ませることができますね。
保育園の定員問題の解消
両親が働いているため子どもを保育園に預けたい、と思っていても満員で預けられないというのも最近は珍しくありませんよね。そういうとき、祖父母に面倒をみてもらえるとお母さんもお父さんも安心して働けます。
また、保育園に子どもを入れようとすると保育料がかかりますが、祖父母にみてもらえるとその分の費用を節約し、別のところにまわせるというメリットも。
気になる「孫育て」のデメリット
変化する子育ての常識
1つ目の問題は、「昔の子育ての常識」と「現代の子育ての常識」では変わった部分が多々あり、祖父母は変化した子育ての常識を知らないということがあります。
また、常識は変わったと知っているにも関わらず、昔の子育ての常識を押しつけられてしまうという場合もあるようです。
「孫育て」で問題が起こらないようにするために
事前に「現代の子育ての常識」について伝える
昔と今では、子育ての常識もどんどん変化しています。「現代の子育ての常識」について祖父母が知らないことも多いので、子どもを預ける前に伝えることも大切です。
子どもを預ける前に子育てについて話し合っておくことでトラブルを回避できるだけではなく、現代の子育ての常識がわからず不安を感じている祖父母を安心させることもできますよ。
祖父母の体調も考える
祖父母も年齢を重ねるにつれて、体調を崩しやすくなっていきます。元気いっぱいな子どもの相手をするのはなかなか大変なもので、子どもの相手をして疲れて体調を崩してしまうということも。
また、体調が悪くても預かってほしいといわれたら断り切れず、無理をしてしまう方もいます。子どもを預かってほしいときは、祖父母の体調の確認をしておくことをおすすめします。
お金の管理をあやふやにしない
家族間でもお金のやりとりはトラブルにつながりやすいところです。子どもを祖父母に預けるときは、あらかじめ食事代などを用意しておくなど、きちんと管理するようにしましょう。
「ありがとう」を忘れずに
「家族だから面倒をみてもらうのは当たり前」という気持ちでいてはいけません。
子育てはみんなで協力して行うものといえど、昔と現代の子育ての違いに戸惑ったり年を取って疲れやすくなっているところ子どもの面倒をみてくれたりと、さまざまな負担がありつつも祖父母も頑張ってくれています。
それを当たり前のことだとは思わず、面倒をみてもらったら「ありがとう」の一言を忘れないようにしたいところです。
面倒をみていた間に起ったことを報告する
例えば「小さなおもちゃを口に入れてしまいそうになった」「転んでテーブルの角に頭を打ちそうになった」など、祖父母が子どもの面倒をみている間になにがあったかを報告する決まりを作るのもおすすめです。
危険だと思ったことを報告し、祖父母と両親の間で共有することでどういうところに危険が潜んでいるか気づきやすくなるうえに、対策もできます。
祖父母も適度に育児に参加してみんなで子どもを育てよう
お母さんやお父さんも祖父母に子どもの面倒をみてもらえると、お仕事もしやすく安心感もありますよね。しかし、連携がうまく取れていないと問題が発生してしまい、人間関係に亀裂が入ってしまう場合も。
頼れる家族が身近にいることはとても嬉しいことですが、頼りすぎないように意識することも重要です。面倒をみてもらったら「ありがとう」の気持ちを忘れず、みんなで協力して子育てをしていきましょうね。
フェミエール