『幼稚園や保育園は住んでいる地域に関係なく選べるけど、小学校になると、公立の場合は近くに住めば全員一緒です。
小学校に入学して初めての授業参観があり、その時にモンペと思われるママさんに遭遇しました。
授業参観は、親が来てくれたことでキョロキョロしたり、ソワソワしたりする子も少なくありませんでした。
”まだまだ可愛いなぁ”なんて思っていたら、隣に立っているママが明らかに不機嫌そうでした。
授業参観が終わり、その後の保護者懇談会が始まるまでの間、親たちは廊下に出て待機していました。
そうしたら、聞こえてきたんです。
不機嫌な顔をしていたママが”これだから保育園だった子は!”って、知り合いのママに愚痴っているのが。
どうもそのママは、保育園だった子はお行事が悪いと決めつけているようでした。
その後の保護者懇談会では、自己紹介のみで自分から発言をすることはありませんでしたが、懇談会終了後担任の先生に詰め寄っていました。
実際に先生に何をお話したのかは分かりませんが、実に2時間近く話し込んでいたそうです』
幼稚園の方が格が上だとか、子どもの中にまでカースト制を持ち込んでくるのは、あきらかにモンスターペアレントと言えるでしょう。
このような保護者は、その子自身の性格や行動で評価するわけではなく、その子の親の勤め先や出身校(大卒かどうか)などで判断する傾向もあります。
同じクラスになった場合は、適切な距離を持ってお付き合いするのが無難と言えるでしょう。
小学校高学年になったら安心?いえいえ、モンペは常に潜んでいます……
『ある日、夕食時間に担任の先生から電話がかかってきました。
聞けば、息子が別のクラスの子・B君とケンカしてしまったとのこと。
先に手を出してしまったのは息子でしたが、ケンカのきっかけを作ったのはB君で、お互いケガもなく、話し合いのうえ仲直りをした……という報告でした。
息子は小学校高学年。
お互いケガもなく、仲直りしたなら良かった……なんて思っていたのですが、どうも先生の歯切れが悪かったのが気になったのですが、電話を切りました。
翌日、なんと息子が通っているスポーツクラブの顧問から連絡がありました。
他の保護者から連絡があり、そのことについて何かあったのかという事情を聞きたいという電話でした。
その保護者は、うちの息子がどんなにひどい子なのかを訴えてきて、直接的に”クラブを辞めさせろ”とは言わなかったそうですが、暗ににおわせてくる内容だったそうです。
さらに数日後、同じクラスのママ友とスーパーで会って立ち話をしていたら、言いにくそうに”聞いた話なんだけど……”と言われました。
そのママ友が言うには”息子の素行の悪さにクラス中が困っている。〇組は大変ね”という噂が流れているという内容でした。
全て、先日ケンカしたB君ママの仕業でした。
学校の先生がケンカ両成敗としたことに納得がいかず、他のところから息子を責めて、孤立させようとしたようです。』
子どももある程度の年齢になれば親の手を離れるので、困った保護者との直接的な関わりはなくなりますが、モンペは我が子可愛さにどんな距離感でも詰め寄ってきます。
学校の先生が丸く収めようと思っても、自分の意にそぐわないことは、他の繋がりやママ友網を使ってとことん追いつめてくるのです。
適度な距離間が大切
自分自身ではなく子どもが関係してくる間柄ですので、距離の置き方には大変悩ましいところがある保護者同士のお付き合い。
モンスターペアレントとは近付き過ぎず、適度な距離感を持ってお付き合いしていきましょう。
子どもが主役であること、子どもが気持ち良く学校生活を送れることがもっとも重要です。
モンスターペアレントである親は、二の次です。
関わってしまった時には、あまり深く悩み過ぎないように、気持ちの切り替えも大切です。
LIMO編集部