4. 年金月額を上げる3つの方法
老後の月額を1〜2万円単位で底上げする方法として、次の3つが挙げられます。
4.1 厚生年金加入期間を延ばす
60歳以降も会社員として働き70歳まで加入する方法です。
短時間労働者への適用拡大も進み、2024年10月からは従業員51人以上の企業まで対象が広がりました。さらに2025年6月成立の年金制度改正法で、企業規模要件と月額賃金要件(106万円の壁)の段階的撤廃も決まり、加入できる人がさらに増える見通しです。
4.2 繰下げ受給で増額する
原則65歳の受給開始を66歳以降75歳まで遅らせる方法です。
1カ月あたり0.7%、最大10年で84.0%増額された年金が生涯続きます。月15万円の人が75歳まで繰り下げれば月27万6000円まで増える計算です。なお繰下げ期間中は年金収入がゼロになる点に注意してください。
4.3 iDeCo・新NISAで上乗せ収入をつくる
iDeCo(個人型確定拠出年金)は掛金が全額所得控除となり、現役時代の節税効果も得られます。新NISAは年間360万円・生涯1800万円までの非課税枠で運用益・配当が非課税です。