かんぽ生命の契約問題で揺れる日本の生命保険。生命保険は世帯加入率が約9割にも達する私たちにとってはなじみのある金融商品。今回は、その生命保険について、公開データをもとにわたしたちのくらしの中で生命保険がどのような位置づけにあるのか見ていこう。
みんなの普通死亡保険金額はいくらか
生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査<速報版>」によれば、世帯の普通死亡保険金額は以下の通りである。
- 全生保:2255万円
- 民保:2079万円
- かんぽ生命:551万円
- 簡保:491万円
- JA:1867万円
- 県民共済・生協等:731万円
このように民間生命保険の普通死亡保険金額は2000万円を超えている。また、今回問題がしていきされているかんぽ生命の普通死亡保険金額は551万円と、民保と比べるとその金額は小さい。
平成19年10月以降は、簡保はかんぽ生命としてカウントされているが、簡保自体は491万円と、かんぽ生命の普通死亡保険金額よりは少なくなっている。