また、民保についで普通死亡保険金額が大きくなっているのがJAである。JAの普通死亡保険金額は1867万円と2000万円を割って入るものの、全生保の中でも普通死亡保険金額は大きいグループに入るといえよう。
普通死亡保険金額は減少傾向に
今回の調査の過去5回分を見ていくと、普通死亡保険金額が減少していることが見てとれる。
民保でいえば、平成18年に3055万円と3000万円を超えていた水準が、先ほども見たように2000万円近い水準ということで約1000万円も下がっている。
これはJAも同様で平成18年に2776万円であったものが、1867万円となっている。
普通死亡保険金額は世帯における金額が減少傾向にあるといえ、死亡保障の位置づけの変化と高齢化などの影響もあるといえよう。
今後は、長生きに伴う問題として、これまで以上に医療保障や介護といった保障に焦点が集まってくるともいえよう。