今回のような問題が浮上している可能性の一つには、皮肉だという声もありそうだが、営業と顧客の距離が近かったということが指摘されよう。

かんぽ生命の直近の決算はどうだったのか

かんぽ生命は8月9日に2020年3月期第1四半期(Q1)の決算を発表している。

経常収益は対前年同期比で▲8%減、経常利益は同▲26%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は同▲1%減となっている。減収減益の決算である。

その中で、個人保険の新契約年換算保険料は935億円と対前年同期比で▲1%減、第三分野は同2%減と、いずれの保険も減少となっている。

また、保有契約年換算保有保険料は個人保険に関しては4兆6471億円と対前年同期比▲1%減、第三分野は7557億円となっており、こちらは対前年同期比で若干増加している。

かんぽ生命の個人保険の契約数

ここまで決算業績を見てきたが、注目の契約件数を見ていこう。