公的年金の収入やその他の所得が一定基準額に満たない場合に、年金に上乗せして支給される「年金生活者支援給付金」という制度があります。

令和8年度(2026年度)の改定では、給付額が3.2%引き上げられました。

しかし株式会社スガワラくんが調査した結果によると、「年金以外で受け取れる給付金」について「知っている」と回答した人は19.8%にとどまりました。「聞いたことがある」とした人の30.2%を含めても半数で、残りの半数は「知らない」と回答しているのです。

この記事では、「老齢」「障害」「遺族」の3種類ある年金生活者支援給付金の支給要件や平均的な給付月額、請求手続きについて詳しく解説します。

あわせて、厚生年金と国民年金の平均月額もご紹介しますので、ご自身の年金生活を考える上での参考にしてください。

1. シニアの収入源「厚生年金と国民年金」の平均受給月額はいくら?

厚生労働省年金局が公表した『令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』によれば、公的年金の平均的な受給月額は、国民年金(老齢基礎年金)が約6万円、厚生年金(国民年金部分を含む)が約15万円となっています。

年金月額の個人差や男女差について詳しく見ていきましょう。

1.1 厚生年金の平均月額

厚生年金《平均月額の男女差・個人差》1/5

厚生年金《平均月額の男女差・個人差》

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

【全体】平均年金月額:15万289円

  • 【男性】平均年金月額:16万9967円
  • 【女性】平均年金月額:11万1413円

※国民年金(老齢基礎年金)の額を含みます。

年金月額階級ごとの受給者数

  • ~1万円:4万3399人
  • 1万円以上~2万円未満:1万4137人
  • 2万円以上~3万円未満:3万5397人
  • 3万円以上~4万円未満:6万8210人
  • 4万円以上~5万円未満:7万6692人
  • 5万円以上~6万円未満:10万8447人
  • 6万円以上~7万円未満:31万5106人
  • 7万円以上~8万円未満:57万8950人
  • 8万円以上~9万円未満:80万2179人
  • 9万円以上~10万円未満:101万1457人
  • 10万円以上~11万円未満:111万2828人
  • 11万円以上~12万円未満:107万1485人
  • 12万円以上~13万円未満:97万9155人
  • 13万円以上~14万円未満:92万3506人
  • 14万円以上~15万円未満:92万9264人
  • 15万円以上~16万円未満:96万5035人
  • 16万円以上~17万円未満:100万1322人
  • 17万円以上~18万円未満:103万1951人
  • 18万円以上~19万円未満:102万6888人
  • 19万円以上~20万円未満:96万2615人
  • 20万円以上~21万円未満:85万3591人
  • 21万円以上~22万円未満:70万4633人
  • 22万円以上~23万円未満:52万3958人
  • 23万円以上~24万円未満:35万4人
  • 24万円以上~25万円未満:23万211人
  • 25万円以上~26万円未満:15万796人
  • 26万円以上~27万円未満:9万4667人
  • 27万円以上~28万円未満:5万5083人
  • 28万円以上~29万円未満:3万289人
  • 29万円以上~30万円未満:1万5158人
  • 30万円以上~:1万9283人

厚生年金(国民年金を含む)の受給額は、月額1万円未満の方から30万円を超える方まで幅広く分布しており、個人差が非常に大きいことがわかります。

男女全体の平均月額は15万円台ですが、男女別に見ると男性の平均額は女性よりも約6万円高い結果となっています。