2.3 セダム
多彩な葉色が魅力の多肉植物、セダム。乾燥や夏の暑さに強く、グランドカバーに向いている品種もたくさんあります。
ただ、ジメジメとした「多湿」は非常に苦手で、夏場に蒸れて腐ってしまうのを防ぐため、管理に工夫が必要です。
過酷な夏を乗り切るには、日本の気候に慣れている丈夫な品種(モリムラマンネングサなど)を選ぶのがおすすめです。
ただし、同じく丈夫とされるツルマンネングサは繁殖力が異常に高く、ちぎれた茎からも容易に発根して庭中に広がり、雑草化するリスクが極めて高い植物です。安易に庭に放たず、植え付ける場所をレンガなどでしっかりと区切るなどの注意が必要です。
植え付けるときに土へ軽石を混ぜて水はけを良くしたり、風通しを確保したりと環境を整え、人が歩くなる動線を避けて配置しましょう。
※参考価格:200~800円前後(3号ポット苗)
3. まとめにかえて
いかがでしたか。今回は夏の庭を美しく保つためのグランドカバープランツについて、植物の特性を踏まえた活用法をご紹介しました。
表面的な育てやすさだけでなく、「一年草としての割り切りと枯れた後のフォロー」「株立ちによる立体感の把握」「多肉植物の蒸れ対策や増えすぎの管理」など、それぞれの弱点や生態に正面から向き合うことで、過酷な夏でも失敗のリスクを大きく減らすことができます。
ご自宅の庭の環境(日当たり、水はけ、動線)をじっくり観察し、適材適所の植物選びで、無理のない夏のガーデニングを楽しんでくださいね。
