1. 日経平均は4日ぶりに最高値を更新
2026年5月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比1636円38銭高の6万6329円50銭でした。25日以来4日ぶりに最高値を更新し、終値ベースで初めて6万6000円台となりました。投資家の間に、米国とイランの戦闘終結への期待感が広がり、前日の米株式市場で主要3指数がそろって最高値を更新していました。東京市場でも買いが集まりました。
人工知能(AI)・半導体関連銘柄が買われたほか、データセンター向けの需要の拡大が見込まれるMLCC(積層セラミックコンデンサー)関連銘柄が上昇。中でも村田製作所は同日、ストップ高水準まで上昇し、TDK、太陽誘電なども買われました。
キーエンスも大幅に反発しました。ゴールドマン・サックス証券が28日付で投資判断を3段階で真ん中の「中立」から最上位の「買い」に引き上げ、目標株価も従来の8万2000円から10万円に上方修正したことが好感されました。同社はAI関連の設備投資需要に応えるとして注目されています。ソフトバンクグループも、傘下の英半導体設計アーム・ホールディングスが急伸したことを受けて買われました。
今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、終値は前日比363ドル49セント高の5万1032ドル46セントと、連日で最高値を更新しています。上げ幅は一時400ドルを超えました。米国とイランの交渉が進展しているとの観測から米原油先物価格が下落したことから主要銘柄に買いが入りました。
日本株も週初から上値を狙う展開になることが期待されます。ただ、足元で急上昇していることから過熱感もあります。利益確定売りも出やすいところです。1日には5月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、5日には5月の米雇用統計が発表されます。国内では1日に伊藤園、4日に積水ハウスの決算が発表されます。3日には日銀の植田和男総裁が講演を行います。金融政策についてどのように言及するか注目されます。
