2018年では、毎月10万円以上貯めている世帯が多いという結果に。実際にそのペースで貯金するには、どのような工夫が必要なのでしょうか。具体的な方法を学んでおきましょう。

固定費を定期的にチェックする

固定費が抑えられると、節約できた分をそのまま貯蓄に充てることができます。格安スマートフォン(スマホ)に乗り換える、ガス会社や電力会社を変更する、契約プランを見直すといった方法で固定費が下がるケースもありますよ。

節税に取り組む

「税金はどうにもならない」と思い込んではいませんか?ふるさと納税やNISA、iDeCoなど、節税に繋がる手段はいくつも存在しています。日ごろから、しっかりと情報を集めておきましょう。

家計簿をつける

家計簿を見直していると、無駄遣いの傾向をつかむこともあります。普段からレシートを受け取る癖をつけておき、食費や固定費などの項目ごとに分けて控えておきましょう。

手書きでの管理が面倒な方は、スマホのアプリを利用するのもいいですね。

貯金のためにやめておきたいこと

続いては、貯金のために「しないでおくべき行動」を挙げていきます。改善方法もあわせてチェックしておきましょう。

お金を使う判断基準がない

「いくらまでなら出せる」「こういう状況の時はお金を使わない」といった基準がないと、その場の流れに流されやすくなってしまいます。

その結果、「誘われたから仕方なく飲み会に行った」「勢いで奮発した」なんてことになってしまう可能性も。出せる金額の上限や上手な断り方を、事前に考えておくといいでしょう。

投資のことを調べない

お金を貯めるだけではなく、増やす取り組みも視野に入れておきましょう。つみたてNISAやiDeCoを利用して運用するのもおすすめです。節税効果もあるので、まずは制度に対する理解を深めておきましょう。

まとめ

今回の結果をみて、「私も毎月10万円貯めるぞ!」と決心した方もいるかもしれませんね。とはいえ、いきなりハイペースな貯金に取り組んで、途中で諦めてしまっては意味がありません。

まずは家計簿を見直し、「ここを節約すればいくら貯金に充てられる」「週末の外食費が高すぎる」といった分析をしてみましょう。固定費や税金など、見落としがちな項目にも目を通しておくのがポイントですよ。

【参考】
「家計調査報告[家計収支編]2018年(平成30年)平均結果の概要」総務省統計局

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部