「自分の貯金は周囲よりも多いのか少ないのか…」と気になった経験はありませんか?とはいえ、友人や同僚から貯金額を聞きだすのも気が引けますよね。
そこで今回は、世間の貯金事情やお金を貯めるコツをお伝えします。なかなか貯金のエンジンがかからない方も、この機会にスイッチを入れておきましょう!
世間の1カ月当たりの黒字額は?
まずは「家計調査報告[家計収支編]2018年(平成30年)平均結果の概要」から、「2人以上世帯のうち勤労者世帯における1カ月あたりの黒字額」をチェックしていきます。
「黒字」額とは
黒字額とは、可処分所得から消費支出を引いた額になります。
• 実収入-非消費支出(税金など)=可処分所得(手取り収入)
• 可処分所得-消費支出=黒字
この黒字の中から貯金をしていくことになります。また、「家計調査」では「消費支出」について、住宅ローンなどの返済金等を含まない消費分の支出として算出しています。
家計の黒字率は30%超!
• 可処分所得=実収入55万8700円-非消費支出10万3600円=45万5100円
• 黒字額=可処分所得45万5100円―消費支出31万5300円=13万9800円
このデータから、2人以上の勤労者世帯の手取り収入は45万5100円、「黒字」の額は13万9800円であることが分かります。可処分所得に占める黒字額の割合は
• 13万9800円/45万5100円=約31%
2人以上の勤労者世帯では、毎月の手取り収入の約31%が黒字分ということになります。
これは2017年の黒字率約28%を上回る数値です。家計の黒字率は増加傾向にあるようです。