2. 【年収3000万円以上】会社員比率の低下「経営者」の割合とキャリア意識の変化
博報堂富裕層マーケティングラボ(HAML)が実施した『新富裕層調査2025』によれば、世帯年収3000万円を境にして職業の構成が大きく変わることが示されています。年収1500万円の層では1割に満たなかった「会社経営者・役員」の割合が、年収3000万円の層では約2割にまで急増します。
キャリアに対する意識にも違いが見られます。年収3000万円以上の層では、「自己成長を続けたい」と考える人の割合が57.6%にのぼり、全層の中で最も高い数値を示しました。この結果から、非常にストイックな姿勢がうかがえます。さらに、社会的地位やステータスを重視する傾向も、年収3000万円を超えると顕著になります。
ただし、年収が5000万円を超えると自己成長への意欲はわずかに減少する傾向があり、所得の段階によって仕事に対する価値観が変化することも示唆されています。全体として、年収3000万円層は、ビジネスでの成功と社会的な名誉の両方を強く追求する、新しい富裕層である「インカムリッチ」を象徴する存在といえそうです。
〈調査概要〉
〇調査名称:「新富裕層調査2025」
○調査手法:インターネット調査
○対象者: 20~69 歳の男女計3,512名
・今回の調査では「インカムリッチ」と「ウェルスリッチ」の境となる世帯年収等、インカムリッチの中でも「世帯年収」による特徴の分析を強化することを目的に高年収世帯の対象者を拡充。
・全体で3,521サンプルのうち、世帯年収1,500万円以上のインカムリッチ層を2,009サンプル、同3,000万円以上を609サンプル、同5,000万円以上を209サンプルを確保、実際の人口構成に基づきウェイトバック集計を実施した。
○対象地域:全国
○調査時期:2025 年3月14日~25日
〇調査機関:QO株式会社
