1. 【任天堂(7974)】5月決算後に9%下落したのはなぜ?
任天堂(7974)の株価は、2026年5月8日の決算発表を受けて、前日比9%安の6895円まで下落し、年初来安値を更新しました。
この背景には、2027年3月期の業績見通しが市場の期待に届かなかったことがあります。
まず、任天堂の2026年3月期の連結業績は、売上高が2兆5519億円、営業利益が3601億円、経常利益が5421億円、親会社株主に帰属する当期純利益が4275億円でした。
一方、2027年3月期の業績予想は、売上高2兆500億円、営業利益3700億円、経常利益4300億円、親会社株主に帰属する当期純利益3100億円としています。
営業利益は前期比で増益を見込む一方、経常利益や最終利益は減益予想となっており、新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」への期待が高まっていた市場では、やや物足りない内容と受け止められたと考えられます。
さらに、今期の利益を圧迫する要因として、メモリ価格の高騰や関税の影響も意識されています。
任天堂が開催した決算説明会によれば、メモリ価格の上昇や米国の関税により、今期の事業に約1000億円の影響が出ると見込んでいるとのことです。
AI向けデータセンター需要の拡大によりメモリ価格が上昇していることも、ゲーム機メーカーにとっては無視できないコスト増要因です。

