平成時代に急激に浸透してきたのがハロウィン関連のイベントです。流行のキャラクターを織り交ぜて仮装するのも一般的となり、10年前と比較すると今では街のあちこちで本格的なイベントが行われています。

また、ファッションそのものが手軽に楽しめる環境となりました。2008年~2009年にはファストファッションが上陸。子ども向けの安くてトレンドを押さえたファッションもあふれ、さらにインターネット通販の充実により、店舗型デパート等の存在が縮小するという変化も起きています。

インターナショナルスクール

子供の進学先としてインターナショナルスクールを検討する家庭が増えてきています。これまでは日本に在住している外国籍の子供や帰国子女の通学先というイメージでしたが、学校によっては所定の期間、通学することで日米の高校卒業資格が得られる学校もあります。

学内では外国語が用いられ、クラスメイトとのつながりにより世界の様々な文化を知ることができる恵まれた環境が注目されています。日本の教育システムにとらわれない発想で、私立学校を受験するのと同じように、インターナショナルスクールが進路の一つとして人気となっているのです

おわりに

これらのような変化に加えて、「共働き家庭の増加」も大きな変化だと言えるでしょう。終身雇用と年功序列が一般的だった日本のシステムが崩壊していく中、2008年にはリーマンショックによって雇用環境は打撃を受けました。教育費の心配もあり、奨学金の返済に追われるニュースを見て、子育て中の親はひやひやしています。

少子化による負担の増大に加えて、これからの育児環境はどのような変化を迎えるのでしょうか。子育てに追われる1日1日が激動の変化の一片であることを意識してみると、その一日を大切にして楽しめる気持ちを持つことができるかもしれません。

 

LIMO編集部