2.3 よい香りと純白の花弁で初夏を告げる「クチナシ」
初夏を感じさせる甘く芳醇な香りを漂わせる、常緑低木のクチナシ。三大香木のひとつにも数えられ、瑞々しい深い緑の葉と、純白の花弁とのコントラストが、和の庭にも洋の庭にも上品な趣を添えてくれます。
基本的には雨に当たっても元気に育つ植物ですが、梅雨時は注意も必要です。長雨で株元が湿りすぎる場合は、風通しの良い場所に置くと安心です。
とくに鉢植えで育てている場合、過湿と風通し不足は病気のリスクを高めるため、鉢の置き場所を工夫してあげましょう。
また、初夏から秋にかけては天敵である「オオスカシバの幼虫」が葉を食害しやすいため、こまめに葉の裏などをチェックするのがおすすめです。ふとした瞬間に風に乗って運ばれてくる香りに、心が癒やされるはずです。
※参考価格:1300円前後(4号ポット苗)
3. まとめにかえて
今回は、雨の日の景色を優しく、そこでセンスよく彩ってくれる多年草と低木を3つご紹介しました。
今回ご紹介した3種(ヘメロカリス、アスチルベ、クチナシ)は、それぞれ適度な湿り気を好みつつも、過湿は避けることが大切です。植物ごとの個性を理解して環境を整えてあげることで、雨が多い季節でも生き生きと葉を広げる姿を観察することができます。
雨の合間には、庭に出て深呼吸をしながら、植物たちの美しい表情をゆっくりと楽しんでみてくださいね。
