それでは、よその家の子が困ったことをしていた時に注意をして良いものでしょうか。命に関わることなら「危ない!」と声をかけやすいものの、マナーに関することは注意するべきなのか迷ってしまいますよね。

たとえば、おやつを出した時に「いただきます」と言わずに食べ始めてしまったり、人のおもちゃを投げて壊したりなど、自分の子供にしつけをしていることをよその子が守れなかったら…。

人の子に注意することでその家の育児を否定することにもなるという考えもあります。注意された子どものママは注意されたことに傷ついてしまったり、その後の関係が悪くなる可能性もあるので、よその子を注意する時はどんなに仲の良い間柄でも配慮が必要になります。

いずれにしても、他人の子供を注意するのは非常に勇気がいることです。他人からの指摘は、自分一人だと気づかなかった点に気づけるきっかけにもなるので、注意を受けた側は「お節介なのよ!」と憤るのではなく、「教えてくれてありがとう」という気持ちで受け止められるといいですね。

おわりに

子供をしつけるのはとても大変ですし、多大な労力がかかることです。物事の善悪がわからない子供に繰り返し繰り返し教えて、できる日もあれば、できない日もあったり…。

焦って感情のままに怒りをぶつけるのは良くありませんが、「叱らない子育て」の意味を履き違えて周りに迷惑をかけるのもいけません。きちんと「ダメなことはダメ」と伝えることが大切ですし、もし友達のママに注意された時も冷静に考えてダメなことをしていたのであれば素直に受け止めてみましょう。

しつけの方法は試行錯誤だと思いますが、知らず知らずのうちに周りに迷惑をかけていたなんてことがないように気をつけたいものです。

LIMO編集部