株式市場の振り返り-日経平均株価は3日ぶり反発、売買代金はかろうじて2兆円を回復

2019年7月30日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,709円(+92円、+0.4%) 3日ぶり反発
  • TOPIX 1,575.5(+7.0、+0.5%) 3日ぶり反発
  • 東証マザーズ株価指数 903.2(+4.1、+0.5%) 続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,527、値下がり銘柄数:533、変わらず:88
  • 値上がり業種数:26、値下がり業種数:7
  • 年初来高値更新銘柄数:89、年初来安値更新銘柄数:24

東証1部の出来高は11億4,041万株、売買代金は2兆850億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。決算発表以外に目立ったニュースがない中、日銀金融政策決定会合やFOMCに対する期待や思惑から、新たにポジションを取りに行く投資家が増えたようです。

売買代金は高水準には程遠い状況ですが、実に8日ぶりに2兆円を回復しています。

そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。本日開催の日銀金融政策決定会合に対する追加緩和策への期待が高まった前場の序盤に一時+176円高まで上昇しました。しかし、乏しい結果に終わると急降下し、後場の序盤に一時+49円高まで上げ幅を縮小する場面が見られました。その後は膠着状態となり、3日ぶりの反発で引けたものの、結局は値を消した状況だったようです。

なお、TOPIXも同じような値動きで3日ぶりの反発となりました。

東証マザーズ株価指数は続伸、売買代金は10日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は5,276万株、売買代金862億円となり、いずれも前日より増加しました。ただ、増加はしたものの、個人投資家の物色意欲は停滞しており、売買代金は10日連続で1,000億円を下回っています。

一方、株価指数は続伸となり、終値で7月17日以来の900ポイントを回復しました。ただ、かろうじて終値は900ポイント超えとなりましたが、今後の展開は引き続き個人投資家の物色意欲回復次第と言えそうです。

前日決算発表のファナックと日立製作所が大幅高、ソフトバンクGの8連騰はならず

個別銘柄では、前日に決算発表を行ったファナック(6954)が一時+4%超高の大幅上昇となり、同じく決算発表後の日立製作所(6501)も一時+4%超高と好調に推移しました。

また、半導体関連を中心にハイテク株が買われ、アドバンテスト(6857)と東京エレクトロン(8035)が年初来高値を更新し、NEC(6701)も取引時間中に連日の年初来高値更新となっています(NECの終値は下落)。

さらに、医薬品株の一角にも見直し買いが入り、中外製薬(4519)が年初来高値を更新し、前日に決算を発表した大正製薬ホールディングス(4581)も堅調に推移しました。

その他では、前日に急落したキーエンス(6861)は急反発となり、大幅減益決算だったコマツ(6301)はやや買い戻されたのが目を引きました。

一方、ソフトバンクグループ(9984)が大幅安で8日ぶりの反落となり、先週末に爆騰した富士通(6702)も大きく値を下げました。

また、前日に通期予想を下方修正したシマノ(7309)が一時▲5%安に迫る大幅下落で年初来安値更新となり、自動車株ではスズキ(7269)が連日で安値更新となっています。

その他では、日本郵政(6178)が売られ、再び上場来安値を更新したのが注目されました。

新興市場(東証マザーズ)では、ジーエヌアイグループ(2160)が連日で年初来高値を更新し、バイオ関連株ではアンジェス(4563)が急騰しました。一方、ストップ高が続いたメディア工房(3815)が急反落しています。

葛西 裕一