近年の品種改良により、コンパクトな樹形で花付きがよいバラが増えています。お気に入りの鉢におさまる可憐なバラがひとつあるだけで、日々の暮らしが明るく華やぐでしょう。
鉢植えバラは限られたスペースのベランダや玄関先、小さな庭でも栽培でき、移動も簡単です。今回は初心者におすすめの鉢植えでも育てやすいバラの品種を6つ、参考価格とともに紹介します。
記事後半では、バラをコンパクトな樹形に保つための、剪定方法についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. この記事で紹介する「鉢植えOKのコンパクトなバラ6選&剪定方法」にまつわるあれこれ
- 玄関先や狭い庭OK!鉢植えでも育つ《小さめのバラ》6選
- バラをコンパクトな樹形に保つ「剪定の仕方&時期」3つのコツ
- 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧
2. 玄関先や狭い庭OK!鉢植えでも育つ《小さめのバラ》6選
2.1 ロゼット咲きがおしゃれな「オリビア・ローズ・オースチン」
イングリッシュローズの中でも耐病性に優れているオリビア・ローズ・オースチン。柔らかなピンク色のカップ咲きから、美しいロゼット咲きへと変化する姿が優雅です。
バランスのよい樹形で、鉢の中で美しく直立してまとまるため、支柱なしでも形が整います。
※参考価格:5000円~6000円前後(大苗)
2.2 日本生まれの育てやすいバラ「カオルノ(薫乃)」
カオルノ(薫乃)は日本の育種家によって生み出されたバラ。その名のとおり、ダマスク系に、フルーティーさとスパイシーさが調和した香りが魅力です。
日本の高温多湿な環境に合わせて育種されているため、ベランダ栽培でも安定して育ちます。
※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)
2.3 丸いフォルムがかわいらしい「ポンポネッラ」
丸いつぼみが開くと、ディープカップの房咲きの花になるポンポネッラ。コロンとした球状の花がこぼれるように咲き、満開時のボリューム感は圧倒的です。
本来は半つる性でよく伸びますが、鉢植えでは冬に深めに切り戻すことで、コンパクトな樹形に仕立てられます。
※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)
2.4 花色の移り変わりがエレガントな「グリーン・アイス」
グリーン・アイスは咲き進むにつれてピンクから白、やがてグリーンへと花色が変化。満開時には1株の中で3色のグラデーションが重なり、清涼感のある姿です。
こんもりと横に広がる樹形で、鉢からこぼれるように咲くため、少し高い位置に置くとその美しさがより際立ちます。
※参考価格:2000円~3000円前後(大苗)
2.5 トロピカルフルーツに似たいい香りの花「ボレロ」
トロピカルフルーツを思わせる、濃厚で爽やかな芳香が漂うボレロ。病気に強く、樹勢も安定しているため、バラ栽培が初めての方にもおすすめです。
四季咲き性が強く、春から秋まで繰り返し美しい花と香りを楽しめます。
※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)
2.6 病気に強く、ラベンダー色が大人っぽい「ノヴァーリス」
ノヴァーリスは透き通るようなラベンダー色の花がエレガント。「青バラは病弱」というイメージをくつがえした、耐病性に優れるバラです。
直射日光による花弁の傷みが気になる場合は、開花期だけ半日陰に移動できるのも鉢植えならではのメリットです。
※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)
3. バラをコンパクトな樹形に保つ「剪定の仕方&時期」3つのコツ
3.1 冬に強剪定する
バラの樹高をコントロールする最大のチャンスは、休眠期に行う冬剪定です。鉢植えの場合、株全体の高さの1/2~1/3程度まで、思い切って切り戻しましょう。
このとき、外側に向いている芽の上で切るのがコツです。低い位置で切ることで、春に勢いのある新しい枝が低い位置から芽吹き、まとまりの良いシルエットを維持できます。
3.2 花後に切り戻しする
花が咲き終わった後、そのままにせず早めに切り戻すことがポイントです。この際もやや低めに、しっかりとした5枚葉の上でカットしましょう。
四季咲き性のバラであれば、このサイクルを繰り返すことで、コンパクトな形を保ちながら、次々と花を楽しめます。
3.3 芽かきで芽の数をコントロールする
剪定後の芽出しの時期に、不要な芽を摘み取る「芽かき」も重要です。1か所から複数の芽が出た場合や、株の内側に向かって芽が出た場合は、早めに指で取り除きます。
枝が混み合うのを防ぎ、横に広がりすぎたり、徒長したりするのを抑制するのに効果的です。
4. 一鉢のバラから始まる心豊かな暮らしを
バラ栽培の成功の秘訣は、自宅の環境に合った育てやすいバラを見つけることにあります。スペースにゆとりがなく、地植えでのバラ栽培が難しい環境でも、鉢植えなら大丈夫。
手をかけた分だけ、バラは美しい花と濃厚な香りで応えてくれます。コンパクトなバラを鉢に植えて、自分だけの小さなローズガーデンをつくってみませんか。
5. 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧
さいごに、植木鉢の号数とサイズも確認しておきましょう。
植木鉢のサイズは直径3㎝刻みです。
- 3号鉢…直径9㎝
- 3.5号鉢…直径10.5㎝
- 4号鉢…直径12㎝
- 5号鉢…直径15㎝
- 6号鉢…直径18㎝
これより大きな鉢も、鉢の号数×3が直径です。
植物に対して植木鉢のサイズが小さすぎると根が詰まり、水や肥料を吸収しづらくなってしまいます。反対に鉢サイズが大きすぎると鉢内の水が乾きにくくなり、根腐れやコバエ発生の原因に。
植え替えの際は、元の鉢サイズよりも1、2号大きいサイズの鉢に植え替えるとよいでしょう。
6. こちらの「ガーデニング」記事もおすすめ!
6.1 玄関先の小さな空間があか抜ける《おしゃれな花&カラーリーフ》多年草10選!日陰に強い植物も
玄関先の小さな空間があか抜ける《おしゃれな花&カラーリーフ》多年草10選!日陰に強い植物も
玄関先やアプローチなどの小さなスペースをおしゃれに彩る、おすすめの花やカラーリーフを紹介します。
日陰に強いものから庭のアクセントになるものまで、多年草を中心に幅広くピックアップしました。
6.2 【栽培歴30年ガーデナー厳選】アンティーク・ニュアンス・シック等《大人色のバラ》6選&育て方
【栽培歴30年ガーデナー厳選】アンティーク・ニュアンス・シック等《大人色のバラ》6選&育て方
バラの季節が到来。今回は「大人色」をキーワードに、アンティーク風、ニュアンスカラー、シックな雰囲気を持つおすすめのバラ6選をご紹介します。
栽培歴30年のガーデナーが厳選した、初心者からベテランまで楽しめる育て方のポイントも解説。
6.3 【長く花咲く暑さに強いバラ】日本でも育てやすい《イングリッシュローズ》6選&暑さ対策のコツ
【長く花咲く暑さに強いバラ】日本でも育てやすい《イングリッシュローズ》6選&暑さ対策のコツ
イングリッシュローズの中でも、特に日本の厳しい暑さに強く、長く花を楽しめる品種を6つ厳選してご紹介します。
あわせて、夏を乗り切るための具体的な暑さ対策のコツも解説。庭を彩り続ける美しいバラを育ててみませんか。








