木々の緑が日増しに色濃くなり、初夏の訪れを感じる季節がやってきました。庭の様子を眺めながら、「もう少し立体感が欲しい」「日陰のスペースを活かしたい」と感じることはありませんか。
こまめなお手入れが難しい場合におすすめなのが、冬の間は地上部が枯れて休眠し、時期が来れば毎年芽吹く「宿根草(多年草)」を取り入れることです。
本記事では、環境さえ整えば数年間は手がかからない「地植え(庭植え)」を前提とした管理方法をご紹介します(※鉢植えの場合は根詰まりを防ぐため、1~2年に1回の植え替えが必要です)。
一度適切な場所に植えれば、季節が巡るたびに美しい姿を見せてくれるため、毎年少しずつ株が育っていく過程を楽しめる、ゆとりあるガーデニングにぴったりです。
今回は、初夏の庭に彩りを添えてくれる宿根草を、参考価格とともに紹介します。
1. この記事で紹介する、初夏に美しい花が咲く宿根草
- ゲラニウム:風に揺れる小花が美しく、周囲の植物とも自然に調和するナチュラルさが魅力です。
- モナルダ:個性的な花姿と、ミカン科のベルガモットオレンジに似た爽やかな香りが庭のアクセントになります。
- ギボウシ(ホスタ):美しい葉脈とカラーリーフが、日陰の空間を引き立てます。
2. 初夏の庭を美しく彩る《ローメンテな宿根草3選》
毎年確実に芽吹く「頼もしさ」と、自然と草姿が整いやすい美しさを兼ね備えた宿根草。庭の雰囲気を引き締めてくれる、おすすめの3品種を見ていきましょう。
2.1 ナチュラルな魅力で庭に馴染む「ゲラニウム(フウロソウ)」
初夏の庭に、涼やかな風を運んでくれるようなゲラニウム。細い茎の先に青紫やピンクの花を咲かせ、和風・洋風どちらの庭にも合う、野趣あふれる草姿を見せてくれます。
品種によって育ち方が異なり、地面を覆うように茂る「這性」の品種はグラウンドカバーに、背が高くなる「立ち性」の品種は、成長過程で茎が倒れやすい場合に支柱などでサポートして育てます。
もともと冷涼な気候を好むため、日本の猛暑や多湿には弱く、暖地では夏越しできずに枯れてしまう品種もあります。
数年間植えっぱなしにする前提であれば、耐暑性の強い「ロザンネイ」などの品種を選ぶことが成功の鍵です。夏の西日が当たらない半日陰で、風通しよく管理しましょう。
地植えの場合も、株の老化や高温多湿時の蒸れを防ぐため3~5年に1回は掘り上げて株分けや整理を行います。
※参考価格:400円~700円前後(3号ポット苗)

