3. 2026年2月期実績と2027年2月期の業績・配当予想
イオンの2026年2月期(2026年4月9日発表)の連結業績は、営業収益10兆7153億円(前期比5.7%増)、営業利益2704億円(同13.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益726億円(同167.5%増)と、過去最高を更新しました。
2027年2月期の会社予想は、営業収益12兆円(前期比12.0%増)、営業利益3400億円(同25.7%増)、経常利益2900億円(同19.3%増)に対し、当期純利益は730億円(同0.4%増)となっています。
2027年2月期の配当予想は、中間7円50銭・期末7円50銭の年間15円(普通配当14円+記念配当1円)です。2025年9月の株式分割を考慮した実質ベースでは前期比約9.7%の増配となる方針です。
4. イオン株を保有する際の注意点
現在の株価指標では、予想PERが50倍台後半、PBRが3倍台半ばと、利益や純資産に対して高めに評価されています。業績が市場の期待を下回った場合、株価が下落するリスクがある点には注意が必要です。
また、株主優待制度は企業が独自に設定するもので、業績悪化や制度見直しにより変更・縮小・廃止される可能性があります。制度の動向について、定期的に確認する習慣をつけたいところです。
なお、株式分割により最低投資金額は分割前の3分の1となりましたが、株価は日々変動します。購入前に、必ず証券会社のアプリや取引ツールで最新の株価をご確認ください。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。合同会社柴田人事労務オフィス代表社員。
監修者
株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)において、株式市場の動向や個別企業の株価や決算の解説記事を担当しています。読者の皆様にとって、中立で客観的な判断材料となるように、丁寧でわかりやすい情報発信を心がけています。
モニクルリサーチファイナンス部に所属する編集者は、機関投資家として勤務した証券アナリスト、銀行での法人融資やアナリストとしての企業分析やIR・財務コンサルティング、またM&A支援に携わり、経済情報番組「日経CNBC」での解説経験も持つ株式市場の専門家、日経QUICKやブルームバーグ等で長年プロの機関投資家に向けて金融記事を執筆してきた記者経験者、大手銀行のセミナー講師として全国の個人投資家にNISAやiDeCoといった資産形成を伝えてきた2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)資格保有者で構成されています。
小売業班では小売業セクターに特化した銘柄を取り上げます。ファイナンスや企業決算といった専門的な分析のみならず、個人の資産形成に寄り添う視点を兼ね備えていることが私たちの強みです。信頼性の高い情報をもとに、読者の皆様が金融や経済をより身近に感じられるような記事をお届けします。