4. まとめにかえて

今回は、「Yahoo!ニュース みんなの意見」で実施した最新調査と、J-FLECの「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」から、単身世帯の貯蓄と運用のリアルな実態について解説しました。

2026年4月の最新調査では約半数が「貯蓄の余裕なし」と回答しています。J-FLECの統計でも、単身世帯の約3割が将来に備えた金融資産を持たない一方、高所得層は資産の約7割を投資で積極的に運用しており、保有額だけでなく「運用の質」においても格差が鮮明になっています。

「周りと比べて自分は……」と不安になる方もいるかもしれませんが、大切なのは平均値に一喜一憂することではなく、自分自身の家計の「現在地」を正しく把握することです。物価高や不透明な経済状況が続くなか、まずは日々の生活費とは別に、少額からでも「将来のための枠」を確保する工夫が、将来の「ゆとり」を育てる第一歩となります。

今回の調査結果などはあくまでも一つの目安としてとらえ、無理のない範囲でご自身の理想とする資金計画に役立てていただければ幸いです。

参考資料

村岸 理美