「お金に困る人」には、口癖や考え方にも共通点があります。冒頭でも述べましたが、「お金がない」というのもそのひとつ。しかしこれを口癖にしていると、危機感なくそう言うだけで終わってしまい、現状から抜け出しにくくなってしまいます。
つい「お金がない」と口走ってしまったときは、「お金がないから、新たな収入源を探してみようかな」「お金がないけど、改善点を探して試してみよう」といったように、今後の対策もあわせて言葉にするのがおすすめです。自然に意識が高まり、今の状態から抜け出せるきっかけが生まれるかもしれません。
また、「お金を使えば、なんでも解決できる」という考え方の人も注意が必要です。「運動したい→ジムに通おう」「読書がしたい→本を買おう」といった行動が重なっていくと、支出にブレーキをかけることができません。「民間より自治体が運営しているジムのほうが安いかも」「図書館なら無料で借りられるな」といったように、できるだけお金をかけない方法も考える癖をつけていきましょう。
「お金に困る原因」は財布の中にも!
「上述の項目には当てはまらないけど、お金には困っている」という方は、財布の中に原因を探してみましょう。
少額でも必ずレシートをもらうようにして、毎日それらをチェックしていると、「不要なものを買っている」「このお店に立ち寄る癖をなくせば、結構節約できる」といった日頃の習慣の改善点が見つかるはず。
さらに、その日使ったお金を合計して、手帳に控えていくのもおすすめです。スケジュールと合わせて支出額を見ると、大きな支出に繋がる行動傾向も掴めますし、1週間ごとの予算を決めておくと、「今週は予算にあったペースで進んでいるか」を確認しやすくなります。節約意識も自然と芽生えてくるでしょう。
まとめ
普段のちょっとした習慣の積み重ねで、家計は思っている以上に変わります。「私は貯金できないタイプだから…」と諦めている人も、習慣を見直せば貯金に充てるお金を増やしていける可能性も大。
とはいえ、習慣を変えるには時間や努力も必要です。「マイホームのために生活を見直して貯金をするぞ!」「習慣を変えて、来年までに100万円貯めよう!」といった具体的目標を立て、モチベーションを維持しながら取り組んでいきましょう。
LIMO編集部