2. 住民税の基本と「住民税非課税世帯」の定義について
はじめに住民税の基本的な仕組みを理解し、そのうえで住民税非課税世帯に該当する条件を見ていきましょう。
住民税とは、居住する都道府県や市区町村に納める地方税のことです。
この税金は、自治体にとって重要な財源であり、公共サービスの提供やインフラの整備などに使われています。
個人が納める住民税は、「均等割」と「所得割」という2つの要素で構成されています。
- 均等割:所得額にかかわらず、一律の金額が課税される部分
- 所得割:所得額に応じて税額が変動する部分
均等割と所得割の両方が課税されない状態を「住民税非課税」といい、世帯の構成員全員がこの条件を満たす場合を「住民税非課税世帯」と呼びます。
所得割のみが非課税となるケースもありますが、給付金といった支援制度の対象になるかは、自治体によって判断が異なります。
詳細については、必ずお住まいの市区町村が定める基準をご確認ください。
3. 住民税が非課税になる世帯の3つの条件
それでは、住民税が課税されないための具体的な条件を見ていきましょう。
以下のいずれかに当てはまる場合、住民税は非課税扱いとなります。
- 生活保護法による生活扶助を受けている場合
- 障害者、未成年者、寡婦またはひとり親に該当し、前年の合計所得金額が135万円以下の場合
- 前年の合計所得金額が、お住まいの市区町村が定める基準額を下回る場合
1と2の条件は全国で共通ですが、3の所得基準に関しては市区町村ごとに異なるため注意が必要です。
著者
ファイナンシャルアドバイザー/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
大阪府茨木市出身。関西学院大学商学部卒業後、住友生命に入社し生命保険販売業務に携わる。若年層から高齢層までの幅広い世代へ向けた保険の総合的なプランニングを得意とする。また法人に対しても事業承継や退職金、福利厚生等のリスクに備える商品も提供。表彰歴多数。
現在は個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。(2024年12月3日更新)
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)