2. 増え続ける富裕層、お隣さんはもしかして「スーパーパワーカップル」かも?
富裕層の世帯数と資産額は、歴史的な経済危機を乗り越え、長期的に増加傾向にあります。特に2021年から2023年にかけての伸びは顕著で、株価上昇や円安が資産価値を押し上げました。
2.1 富裕層・超富裕層の時系列推移
- 2005年: 86.5万世帯 / 213兆円
- 2013年:100.7万世帯 / 241兆円
- 2021年:148.5万世帯 / 364兆円
- 2023年:165.3万世帯 / 469兆円
今回の調査では、従来のような「一攫千金」や「代々の資産家」とは異なる、新しい富裕層の形ということで「2つの新タイプ」が注目されています。
2.2 「いつの間にか富裕層」
- 40〜50歳代の会社員が中心。
- 長年のキャリア形成と並行し、コツコツ続けた投資が複利効果で実を結び、着実に資産を積み上げた層です。
2.3 「スーパーパワーカップル」
- 都市部に住む世帯年収3000万円超の共働き世帯。
- 40歳前後から収入と資産が急伸し、50歳前後で富裕層に到達するポテンシャルを秘めたエリート世帯を指します。
このように、資産形成は一部の特別な人のものではなく、時間を味方につけた「会社員」や、高い稼ぎを誇る「共働き世帯」へと広がりを見せています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年9月2日更新)