2. NTTのビジネスモデルと将来性

NTTの収益は、NTTドコモを中核とする「総合ICT事業」やNTT東西の「地域通信事業」、NTTデータが担う「グローバル・ソリューション事業」、不動産・エネルギー等の「その他」という4つのセグメントで構成されています。

国内通信で安定したキャッシュを稼ぎつつ、海外ITソリューションやデータセンター、dポイント経済圏、金融サービス(住信SBIネット銀行の連結子会社化)など成長領域へ投資を広げる多角的な収益構造が特徴です。

将来性の鍵を握るのが、次世代光通信基盤「IOWN」です。AI時代に課題となる消費電力の抑制や通信基盤の高度化に向けた技術として注目されており、NTTはIOWNを成長戦略の柱の一つに位置付けています。

中期経営戦略では、2027年度にEBITDAを2022年度比20%増の4兆円へ引き上げる計画を掲げています。安定した収益力も魅力で、連続増配の実績と合わせて、長期保有に適した銘柄といえるでしょう。

3. NTT(9432)の配当実績と今後の見通し

NTTは長年にわたり安定した配当を実施してきた企業です。2025年度の年間配当額は、15期連続での増配となる1株当たり年間5.3円(対前年度+0.1円)の予定です。

NTTの配当実績と今後の見通し2/2

NTTの配当実績と今後の見通し

出所:NTT「株主還元(配当・自己株式取得)」

2003年度比で見れば10倍以上に拡大しており、連続増配企業として投資家から人気があります。