初夏の風が心地よい5月後半、カレンダーの数字が進むにつれて、シニア世代の間で関心が高まっているのが「来月6月15日の年金支給日」です。今年度の年金改定にともない引き上げられた新しい金額が、実際に初めて口座に振り込まれるのが、まさに次回の6月支給分からとなります。

実は、普段受け取っている公的年金に加えて、所得などの要件を満たす方の生活を支えるために給付金が上乗せされる制度があります。

それが「年金生活者支援給付金」です。

この記事では、どのような方がこの給付金の対象となるのか、具体的な金額や必要な手続きについて、一つひとつ丁寧に解説していきます。

ご自身が対象かどうかを確認し、大切な制度を見逃さないためにも、ぜひ最後までお読みください。

1. 年金生活者支援給付金の概要

年金受給者の生活を支えることを目的に、2019年に年金生活者支援給付金制度が創設されました。

受給要件を満たした対象者には、2カ月に1回、公的年金の支給日にあわせて年金生活者支援給付金が支給されます。

年金生活者支援給付金には3種類があり、受給する基礎年金の種類に応じて「老齢年金生活者支援給付金」「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」にわかれます。

それぞれの所得要件を満たす基礎年金受給者が、この給付金の対象となるということです。