5. 「相続」が「争族」に変わる前に。
今回は、最新の調査結果をもとに、意外と身近な相続トラブルの実態について解説しました。「うちは仲が良いから」「分けるほどの財産がないから」という思い込みが、皮肉にも後に大きな火種となることがあります。
「相続」が「争族」に変わってしまう最大の原因は、事前の準備不足に尽きます。親が元気なうちに財産の話をするのは気が引けるかもしれませんが、何も対策をしないまま不意にその時を迎えてしまえば、残された子供たちが苦しむことになります。
2026年、今年のゴールデンウィークは少しだけ勇気を出して、「実家の家や土地、将来どうする?」と家族で話し合うきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。それが、大切な家族の絆を守るための最良の防衛策になるはずです。
参考資料
村岸 理美
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
CFP®認定者/1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/J-FLEC認定アドバイザー
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。ファイナンシャルプランナーとして独立後は公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。マネースクール講師としても活動し、社会保障、リタイアメントマネジメント、NISA、iDeCoを含む資産運用など、お金に関する幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMOマネー編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。(2026年5月1日更新)