5. “知らなかった”を防ぐために。老後の給付制度は早めの確認を
来月6月は年金改定通知書や住民税関連の書類が届く時期でもあり、老後のお金を見直すきっかけになりやすい季節です。
今回紹介した加給年金や年金生活者支援給付金、高年齢雇用継続給付などは、条件を満たしていても自動では受け取れないケースがあります。特に、ハローワーク関連の給付や年金への上乗せ制度は「申請主義」が基本です。
また、2025年の年金制度改正では、社会保険の適用拡大や在職老齢年金制度の見直しなど、「働くシニア」に関係する変更点も進められています。年齢を重ねても働き方が多様化するなか、公的制度を正しく知っておくことが家計防衛につながるでしょう。
「自分は対象外だと思っていた」というケースも少なくありません。日本年金機構やハローワークから届く通知を確認しながら、気になる制度は早めにチェックしてみてください。
参考資料
- 日本年金機構「初めて老齢年金を請求するとき」年金請求書(国民年金・厚生年金保険 老齢給付)様式第101号
- 日本年金機構「か行 加給年金額」
- 日本年金機構「加給年金額と振替加算」
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」
- 日本年金機構「老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金の概要」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省「Q&A~高年齢雇用継続給付~」
- 厚生労働省「令和7年4月1日から高年齢雇用継続給付の支給率を変更します」
- 日本年金機構「年金と雇用保険の高年齢雇用継続給付との調整」
- 厚生労働省「再就職手当のご案内」
- 厚生労働省「離職されたみなさまへ<高年齢求職者給付金のご案内>」
- 国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」
- 厚生労働省「社会保険の加入対象の拡大について」
- 日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」
奥田 朝