【投信1レポ】米どころ新潟が生む、合理的ビジネスモデルの小売業
Photo:掬茶(Wikimedia Commons)
メーカーにも小売にも多士済々の有力企業あり
前回、『コンビニ・スーパーを支える新潟の食品企業は株主優待も“おいしい” 』では、新潟の食品企業をご紹介しました。今回は新潟の他の業種の有力企業をご案内したいと思います。
日本精機
上越新幹線の長岡駅近く、長岡市に本社を構える日本精機(7287)はホンダが筆頭株主で、バイク・自動車のメーターの世界大手です。特に二輪車メーターでは世界シェア30%のトップ企業です。
最近では自動車のコックピットの進化を捉えて、ヘッドアップディスプレーにも注力しています。
コメリ
新潟市に本社を構えるコメリ(8218)は、ホームセンター大手で全国展開しています。創業の地は金物で有名な三条市です。赤い鶏のマークをご覧になったことのある方は多いのではないでしょうか。大型店舗(ホームセンター)の周囲に小型店舗(ハード&グリーン)を配置し、地域ドミナントを進める戦略が有名です。
アクシアル リテイリング
アクシアル リテイリング(8255)は、長岡市の原信と上越市のナルスという2つのスーパーが統合してできました。その後、群馬県前橋市のスーパーであるフレッセイとも経営統合して現在に至ります。
アークランドサカモト
アークランドサカモト(9842)は本社を三条市に構えるホームセンター大手で、「ムサシ」という大型店舗を新潟県中心に展開しています。連結子会社にとんかつチェーン「かつや」を展開するアークランドサービス(3085)があることが特徴です。
ハードオフ
リサイクルショップチェーンの老舗であるハードオフ(2674)は新発田市に本社があります。
特色ある小売企業を輩出する新潟
いかがでしたでしょうか。メーカーだけでなく、小売業もご紹介してみました。
新潟県は平野部が広く、また車社会であるため(ちなみに、軽自動車の世帯当たり普及台数は全国第9位です*)、特色のある小売企業が目につきます。
北関東にも似ていて、米国の小売業のような合理的なビジネスモデルに挑戦する企業家を輩出しています。新潟県に行かれる時には、ぜひ車でさまざまな場所にお出かけになって地元の有力企業を体感してみてください。
*全国軽自動車協会連合会調べ
【2016年2月19日 投信1編集部】
■参考記事■
>>資産運用初心者に分かりやすい日本株投資信託の見分け方
>>失敗しない投資信託の選び方:おさえるべき3つのNGと6つのポイント
>>ネット証券会社徹底比較:株も投資信託も気になるあなたへ
LIMO編集部
執筆者
LIMOニュース編集部は、国内のみならずグローバルの視点から、金融や経済、投資、資産運用に関するニュースをはじめ、読者の皆様の「くらしとお金」にかかわる気になる情報について幅広く取り扱い、かみ砕いてわかりやすくお届けします。
LIMOニュース編集部のメンバーは、国内外大手金融機関勤務でファンドマネージャーや証券アナリスト経験者他、調査会社アナリスト、大手ファッション誌や雑誌の編集長経験者、地方自治体の年金業務担当経験者、またWebマーケティングスペシャリストなどで構成されています。またコンテンツ管理においては、編集者だけではなく、書籍校閲やメディア運営の経験者などが携わっています。
LIMOニュース編集部で特徴的な点として挙げられるのが金融プロフェッショナル経験者が多いことです。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ30年、正確には367か月となります(2022年3月1日現在)。編集者には日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、AFPなどの資格保有者が複数在籍しており、生保関連業務経験者としては過去に保険募集人資格を保有していたメンバーもいます。日本株式、米国株式、投資信託、生命保険、つみたてNISA、iDeCo、国民年金、厚生年金、住宅ローンなどといったテーマに関しては踏み込んだ分析や考察をすることができます。
LIMOの沿革としましては、2015年にLIMOの前身である「投信1(トウシンワン)」として産声を上げました。そして2018年には、より多くの読者の方にお金に関する情報を発信したいという考えから、メディア名をLIFE&MONEYの造語として「LIMO(リーモ)」と変更しました。現在では月間ユニークユーザー数が500万人を超えるまでになりました(2022年6月30日現在)。今後もより多くの方に読んでいただけるニュースを発信していきたいと考えています。
「投信1」には、個人投資家向け金融経済メディアであった「Longine(ロンジン)」の執筆者であった証券アナリストやファンドマネージャー、ベンチャーキャピタリストとして長年の調査や運用経験を持つメンバーが中心に参画していました。Longineは、グループ内で新サービスを展開することとなり、多くの読者の声に惜しまれながらサービスは2020年3月に終了しました。Longine編集部メンバーの一部は引き続きLIMOニュース編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。
LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています。詳細はこちらをご覧ください。