昨今プログラミング教室が注目される理由として、文部科学省が告示する学習指導要領において、小学校でのプログラミング教育を20年に必修化すると発表したことが背景にあるといえます。

そもそもプログラミングとは簡単にいうと「パソコンに対する命令を作ること」。その必修化と聞くと、パソコンに関する高度な技術を身につけなくてはならないのかと不安になる方もいるかもしれません。

しかし文部科学省が提唱するプログラミング教育とは、パソコンやタブレットなどのICT機器の基本的な操作を習得することに加え、目的に対して、それをどう動かして行けばいいか “自ら考えていく論理的思考力を身につける" ということが提唱されています。

そのため一言でプログラミング教室といっても、プログラミングそのものを学ぶ教室もありますが、様々な形式のものもあるのです。

例えばレゴブロックの形を作るという目標に向け、ブロックの数や作る手順などを論理的に考えていく=プログラミング教育に必要とされている論理的思考力を育てる教室もあります。

ロボットを動かすための命令をパソコンで作るようなものもありますし、テーマを決めそれにあうように音符を並べて楽曲を作っていくものもあります。

関心が高まっている今、ぜひお子様の年齢や興味を持っていることに通じるプログラミング教室を探してみてはいかがでしょうか。

プログラミングだけじゃない、最新の習い事事情

プログラミング教室だけでなく、学校での授業の必修化に伴い人気が高まっている習い事も多いようです。英会話の根強い人気はもちろん、中学校の保健体育の授業で必修化されたダンスは、往年人気の高いバレエに加え、ヒップホップやジャズダンスなどリズム感を養うようなジャンルの人気も高くなっています。

また子どものなりたい職業ランキングの上位にYouTuberがランクインしている世相を反映してか、動画の撮り方、編集の仕方、リアクションなどの練習をするYouTuber養成講座などのユニークな習い事も増えています。

まとめ

定番のものから、昨今の世相を反映したものまで、社会の多様化に伴い習い事も日々新しいものへと変化していることがわかりました。

共通していることは、学校での教育にリンクしているものや、子どもの興味関心をより伸ばすものなど、子どもたちの多様な未来を育てていくものなのではないでしょうか。

すでにお子様が習い事に通っているみなさんも、夏休みという長い休みを機に始めてみようと思っている方もぜひ参考にしてみてください。

【参考】
『【2019年習い事調査】「ピアノ・エレクトーン離れ』が顕著に 一昨年29%より10ポイント減~子どもの「好き」を見つけたい、伸ばしたい親心~』子どもとお出かけ情報サイト『いこーよ』調べ
『2018年 年末年始の子どもの習い事に関するアンケート』イー・ラーニング研究所調べ
『小学校プログラミング教育の必修化に向けて』文部科学省生涯学習政策局 情報教育課情報教育復興室
『レゴ®スクール』レゴ社

吉永 涼