半導体関連銘柄が相場をけん引する構図は続いていますが、足元では資金の流入先が極端に偏る「二極化」が加速しています。
指数が堅調に推移するなかでも、恩恵を享受できずに放置されている銘柄が少なくない点には注意が必要です。
4日続落し、連日で年初来安値を更新し続けているイオン(8267)も、その一つです。
今回はイオン株の値動きをくわしく見ていきましょう。
1. イオンの株式取引概況(株価・時価総額など)
イオンの株式取引概況を見ていきましょう。
株価の一日の推移や出来高などを振り返ります。
1.1 2026年4月24日の取引詳細
- 株価(終値):1,539.5円
- 前日比:▲2.84%
- 始値:1,593円
- 高値:1,594円
- 安値:1,539.5円【年初来安値】
イオンは4月24日、1,593円で取引をスタートし、直後に1,594円の高値を付けましたが、結局この日の安値である1,539.5円で取引を終了しました。
終値の1,539.5円は、分割を考慮した終値ベースで2025年7月17日(1,533円)以来の低い水準です。
PERは連日上場来高値を更新していた昨年11月中旬~下旬に190倍程度だったものが、58.34倍と、60倍割れにまで低下しています。
- 出来高:11,953,200株
- 時価総額:4,285,243百万円
- 売買代金:18,582百万円
- PER(会社予想):58.34倍
- PBR(実績ベース):3.50倍
- 配当利回り:0.97%
1.2 イオンの年間チャート
イオン株の1年間の値動きは以下の通りです。
2025年4月からの1年間、同社の調整後終値は1,200円から2,800円台のレンジで推移しました。
昨年5月以降は着実に下値を切り上げる展開が続き、昨年11月27日には2,877.5円と「上場来高値」を更新する躍進を見せます。
しかし、ここで潮目が変わります。ツルハホールディングスの連結子会社化に伴う巨額の資金負担が意識され、市場に財務悪化への警戒感が広がったのです。12月に入ると利益確定売りに押され、じりじりと水準を切り下げる軟調な展開を余儀なくされました。
さらに、今年4月9日に発表した2026年2月期通期の連結決算では過去最高益を叩き出したものの、今期の業績見通しに対する「物足りなさ」が嫌気され、足元の株価も冴えない動きが続いています。
最後にイオンの基礎的な会社概要や、時価総額や出来高といった株式投資の基礎用語などを振り返っていきます。
2. イオンの企業概要のおさらい
次に、イオンの企業概要をおさらいします。
- 業種:小売業
- 設立年月日:1926年9月21日
- 発行済株式数:2,783,529,021株
- 上場年月日:1974年9月
- 決算時期:2月
- EPS(会社予想):26.39円
- 株主優待:株主優待カード、自社グル―プ優待券
最後に株式投資関連の用語を分かりやすく解説します。
3. 用語解説 株式投資関連の用語を分かりやすく解説
3.1 出来高とは
証券取引所で売買された株式の数量。例えば、買い100株、売り100株の注文のもと取引が成立した場合、出来高は100株となります。
3.2 時価総額とは
上場企業の株価と発行済み株式数を掛け合わせたもの。企業価値を測るひとつの尺度として見られる。
3.3 PERとは
株価を1株当たりの当期純利益で割ったもの。同業他社の水準と比較したりするなどして、今の株価が割安か割高かを考える際に使用する。
3.4 PBRとは
株価を1株当たり純資産で割ったもの。帳簿上の純資産に対し、何倍の時価が付いているかという指標ともいえる。上記のPERと同様、今の株価が割安か割高かを考える際に使用する。
3.5 配当利回りとは
1株当たり年間配当金を株価で割ったもの。投資のリターンのひとつであるインカムゲインについて、投資対効果を考えるうえで参考にする。
3.6 日経平均株価とは
日本経済新聞社が算出している日本の株式市場の株価指数。東京証券取引所プライム市場に上場する株式のうち、流動性の高い225銘柄で構成されている。
3.7 TOPIXとは
東京証券取引所プライム市場上場株式銘柄や、旧第一部に上場していたスタンダード市場上場株式銘柄を対象に、日本取引所グループが算出している株価指数。株式の時価総額の合計を終値ベースで評価し、基準日である1968年1月4日の時価総額を100として指数化されている。
