本気で貯蓄しようと思っているのに、なぜか途中で断念してしまう…。そのような場合は、「徹底的に貯金しないと」と頑張りすぎているのかもしれません。意欲が高いのはいいことですが、結果的に長続きしなければ意味がありませんよね。

まずは目標を見直し、現実的でない金額を目指していないかをチェックしてみましょう。とりあえず「1年間で100万円貯める」と決めたものの、1カ月で8万円以上も貯金するなんて無理だった…なんてケースも珍しくありません。

目標を変えない場合は、ペース配分を修正するのもいいでしょう。先ほどのケースだと、「毎月8万円以上も貯金するのは厳しいので、年2回のボーナスから50万円ずつ貯金に充てる」と変更するという手もあります。貯金がうまくいかないときは、今の状況にあった方法を探してみてくださいね。

まとめ

老後資金を貯める際に大切なのは、「臨機応変に対応すること」です。老後の生活ビジョンや家族構成、適切な貯金のペースなどは人によってさまざま。自分に合った目標や計画を立てて、無理のないように取り組んでいきましょう。

「ちょっと厳しいかも」と感じたら、一旦立ち止まっても問題ありません。「これなら続けられる」と思えるペースで貯蓄してくださいね。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部