ご近所同士のトラブルに巻き込まれる怖さも

筆者と同じように、ご近所の行動などに対して“迷惑だな”と感じたことのある人は少なくないかと思います。昔ほど近所付き合いがなくなった今は、挨拶は交わしたことがあっても、どんな人なのかまではわからないというケースも珍しくありません。そのため、ご近所に気になる行動を取る人がいても、トラブルに巻き込まれるのを恐れて何も訴えないという人が多いのではないでしょうか。

ましてや、小さな子どもがいるような家庭では、大人だけの家庭よりも一層トラブルに巻き込まれるのを避けたいと考えるものです。気になる行動へ口出ししたおかげで、我が子が危険な目に巻き込まれてしまう可能性もないとは言えません。

賃貸のマンションなどでも、同じマンションに住む人に対して苦情があったときは、誰からの苦情か絶対にバレないようにする対策を練っているほど。どうしても我慢できないほど目に余る行動が見受けられる場合は、迷惑だと感じる音や行動の証拠を取ったり、発生源などをきちんと突き詰めたりすることからスタート。町内会や弁護士、場合によっては警察などへ連絡を入れるようにしましょう。

「人の振り見て我が振り直せ」の精神を持とう

ご近所さんは、ちょっとしたことで味方にも敵にもなりえるデリケートな存在です。 “迷惑だな”と感じるご近所さんの行動がある一方で、もしかしたら自分もご近所さんたちから“あの家の人は常識がなっていない”と思われているかもしれません。

ご近所さんの中に“迷惑だな”と感じる行動を取る人がいたら、まずは自分たちにも何か非がないかを見返してみましょう。“人の振り見て我が振り直せ”の精神を持って、トラブルに発展しないような解決法を見出していきましょう。

川西 まあさ