働く人にとって、報酬としての「収入を得ること」は大きな喜び。自分の時間やスキルを使って得た大切なお金ですので、できるだけ賢く、満足度の高い使い方をしたいですよね。

同じくらいの収入を得ていても、毎年夏に家族で海外旅行に行ける人もいれば、そんな余裕がないという人もいる。その差は、普段のお金の使い方にあると考えられます。

そこで今回は、貯め上手な人が実践している「メリハリ支出」の方法と、お金と上手に付き合うために上手にコントロールしたい4つのポイントについてご紹介します。

お金が貯まる人が実践する「メリハリ支出」とは

お金を上手に貯められる人は、無駄がない、しかし必要なときは我慢せずに使う「メリハリ支出」が上手です。そのためには、まず自分の支出の習慣を知ることが早道。1カ月分のレシートを保管しておくだけでも支出の傾向がつかめます。レシートや家計簿を定期的に振り返り、「これは無駄遣いだったかも」という項目を見つけ出してみましょう。

《無駄遣いと判断する支出の例》

(1)他の手段で安く買えるはずだった物
(2)その時にわざわざ買わなくてもよかった物
(3)あってもなくてもいい物

この検証を何度か繰り返してみると、品目・価格帯・購入店・時間帯などに共通点を見いだせることもあるでしょう。これはつまり、「自分の財布の紐がどんな場面でゆるみやすいか」を示しています。

無駄遣いしやすい場面や項目が判明したら、その行動パターンを繰り返さないような心がけと対策をしていきましょう。

この4つをコントロールして、お金と上手に付き合おう

続いて、「メリハリ支出」をする上で、さらに気をつけたい4つの観点をご紹介します。