心地よい風とともに、初夏の訪れを感じる季節となりました。花壇やプランターの「衣替え」を考えている方も多いのではないでしょうか。

本格的な暑さや長雨がやってくる梅雨前は、植物を植え付けるのに適したタイミングです。

この時期にしっかり根を張らせておくことで、植物が過酷な夏を乗り越えやすくなります。今回は、忙しい方でも無理なく育てられる、手軽でおしゃれな植物をピックアップしました。

1. この記事で紹介する梅雨前に植えておきたい多年草

エキナセア1/8

エキナセア

N.Stertz/shutterstock.com

  • ヤブラン(リリオペ):日陰でも美しく育ち、一年中葉を楽しめる常緑性の植物です。
  • センニチコウ・ファイヤーワークス:まるで花火のようなユニークな花を長期間咲かせる丈夫な植物です。
  • エキナセア:夏の暑さに強く、個性的な花姿と豊富なカラーバリエーションが魅力です。

初心者の方でも扱いやすく、庭のセンスアップに役立つ日々のお手入れに応えて長く目を楽しませてくれる多年草を、参考価格とともにご紹介します。

2. 梅雨前に植えておきたい《オシャレな多年草3選》

ここからは、本格的な夏がやって来る前の「梅雨前」に植え付けを済ませておきたい、おすすめの多年草を3種類ご紹介します。

どれも個性的で美しいだけでなく、暑さや日陰にも負けない丈夫さを持ち合わせており、初心者の方でも育てやすい頼もしい植物ばかりです。

2.1 日陰の庭をスタイリッシュに彩る「ヤブラン(リリオペ)」

日陰の庭でも美しく育つ「ヤブラン(リリオペ)」2/8

ヤブランの花。色は紫。葉は緑。

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日当たりがあまり良くない場所のグリーンとして重宝するのが、キジカクシ科のヤブラン(リリオペ)です。耐陰性が強いため、シェードガーデン(日陰の庭)の足元を彩るのにぴったりな植物です。

8月から10月ごろにかけて、涼しげな紫色の小花を咲かせます。一般的な斑入り葉のほかにも、清らかな白い花を咲かせるものや、クリーム色の新芽が目を引くものなど、多彩なバリエーションが揃っています。

常緑性であるため、花が咲いていない時期でも美しい葉を保ち、カラーリーフとして一年中庭のアクセントになってくれます。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

2.2 ポップな花火のような姿が愛らしい「センニチコウ・ファイヤーワークス」

ポップな花火のような姿が愛らしい「センニチコウ・ファイヤーワークス」3/8

センニチコウファイヤワークスの花。色はピンク

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ヒユ科のセンニチコウ・ファイヤーワークスは、その名の通り、まるで小さな花火が弾けたような直径2センチほどの個性的な花を咲かせます。5月~11月ごろまでと長い期間、濃いピンク色の鮮やかな花を楽しめるのが魅力です。

夏の厳しい暑さや強い日差しにも負けない丈夫な性質を持ち、手間が少なく頼もしい植物をお探しの方にもおすすめです。

花が小ぶりで主張しすぎないため、モダンな庭から和風の庭まで、さまざまな雰囲気に調和します。また、咲いた花は切り花やドライフラワーとしても長く楽しめます。

本来は半耐寒性の多年草です。冬の厳しい寒さには弱いため、暖地でも霜が降りる前に鉢ごと室内や軒下の暖かい場所に移動させて管理してあげると、翌年も美しい花を楽しむことができます。

※参考価格:500~700円前後(3号ポット苗)

2.3 夏のガーデンを華やかに演出する「エキナセア」

夏ガーデンを美しく彩る「エキナセア」4/8

エキナセアの花。中央部はオレンジ、花弁はピンク。

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キク科のエキナセアは、花の中心がこんもりと盛り上がり、花びらが下向きに広がるユニークな形が特徴の多年草です。6月中旬~8月ごろにかけて開花し、夏の庭にパッと目を引く彩りを添えてくれます。

土質をあまり選ばず、やせ地でも育ちやすい丈夫さを持ち合わせています。ただし過湿を嫌うため、水はけの良い場所で育てることが重要です。日当たりの良い場所から半日陰で管理すると、花付きが良くなります。

淡いグリーンや美しいグラデーションなど、豊富なカラーバリエーションがあり、庭のテイストに合わせて選ぶ楽しみもあります。

咲いた花はそのまま庭で楽しむのはもちろん、切り花にして室内に飾るのにも適しています。

※参考価格:300~800円前後(3号ポット苗)

3. 一度植えれば「ほぼ植えっぱなしで毎年花咲く」多年草、お迎えしてみませんか?

今回は、本格的な夏が来る前の「梅雨前」に植え付けておきたい、丈夫でおしゃれな多年草をご紹介しました。

多年草は、季節が巡るたびに毎年花を咲かせてくれるため、一度植えれば長く目を楽しませてくれる優秀な植物です。

梅雨前の穏やかな気候のうちに植え付けを済ませておくことで、株がしっかりと根付き、厳しい夏を乗り越えて美しい花を咲かせる準備が整います。

それぞれの植物の特性や好む環境に合わせて植える場所を選び、無理なくガーデニングを楽しんでくださいね。ぜひ園芸店でお気に入りの苗を見つけて、初夏の庭づくりをスタートさせてみてはいかがでしょうか。

4. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?5/8

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?

出所:LIMO編集部作成

さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。

※分類には諸説あります。

※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。

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