4. 15年後の到達点の考え方
今回は、新NISA制度開始から2年間の投資と、ここから15年間の投資を切り分けて運用結果をシミュレーションしました。
今後の運用は年利回り4%として試算しましたが、実際の利回りは経済成長のペースや金利環境、為替の変動などによって大きく変わります。もちろん、ここ2年間のような好調な成長が続く可能性もゼロではありません。
ただ、積立投資でより重要なのは、将来の利益を大きく見積もりすぎないことです。
「将来はきっとこれくらいになるはず」と金額を過信してしまうと、想定外の暴落が起きたときや、想定より低い推移が続いたときに、積立終了後に必要な資金が不足し、生活設計そのものが苦しくなるリスクがあります。
そのため、新NISAでの積立投資は、景気や経済状況と連動しながら資産を育て、同時にインフレや為替変動による現金の目減りに備えるための手段として位置づけるのが現実的です。
「大きく儲けるためのもの」と決めつけないほうが、将来「こんなはずじゃなかった」という落胆を避けやすく、結果として冷静な資産運用を長く継続しやすくなります。