独身であれば、男性でも女性でも働く上であまり環境は変わりません。しかし、結婚して子どもを産むと大きく変わってしまうのが現状です。

ソニー生命保険㈱が2019年4月に発表した『女性の活躍に関する意識調査2019』でも、その現状が見えています(19年3月15日~19日、全国の20~69歳の女性1000名に対しインターネットリサーチを実施)。

「女性が社会で働くには、不利な点が多いと思うか」という問いに対して、「そう思う」と答えた女性は70%にのぼります。さらに子どもがいる有職女性だけだと74.9%となりました。家庭と仕事の両立に苦労している女性が多いことが、この質問でわかるのではないでしょうか。

職場の先輩などからこの現状を知っているのか、若い女性の意識も変わってきています。
同じ調査で「本当は専業主婦になりたい」と答えた有職女性は全体では36.7%ですが、20代では53.2%と約半数が専業主婦を希望しているという結果が出ました。

先輩や上司が子育てと仕事の両立に大変そうな姿を見て、専業主婦の方がよいのでは、と考える若い女性も多いのです。

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