春の陽気が心地よく、暖かさを感じる日が増えてきました。4月は新年度が始まる季節であり、多くの方が働き方や収入、社会保険の加入状況などを見直す良い機会です。
街では、新しい生活をスタートさせる人々の姿が目立ち、自身の将来設計について考えるきっかけにもなるでしょう。
しかし、こうした時期に見過ごされがちなのが、「申請しなければ受け取れないお金」の存在です。特に60歳以上のシニア世代には、年金とは別に受給できる公的な給付がいくつかありますが、制度自体を知らないために受け取れていないケースも少なくありません。
加えて、社会保険の適用拡大や在職老齢年金制度の見直しといった、働き方に直接影響する制度変更も進行中です。この記事では、申請が必要となる5つの給付制度と、知っておきたい制度改正の要点をまとめて解説します。
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1. 【申請が必須】見落としがちな公的給付の仕組みとは
老齢年金、障害年金、遺族年金といった公的年金は、私たちの生活を支える重要なセーフティーネットとして機能しています。
ただし、これらの年金は支給要件を満たせば自動的に支給されるものではありません。年金を受け取るためには、ご自身で「年金請求書」を提出し、請求手続きをおこなう必要があります。
同様に、国や自治体が提供する「手当」「給付金」「補助金」なども、その多くが申請手続きをしなければ受け取れません。
もし申請期限を過ぎてしまったり、必要な添付書類が不足していたりすると、本来なら受給できるはずのお金が減額されたり、最悪の場合受け取れなくなったりすることもあります。
公的な支援制度を必要な時に確実に利用するためには、自分がどの支援の対象になるのかを正しく理解し、定められた手続きをきちんと進めることが非常に大切です。
