4. まとめ
2026年度は標準的な夫婦世帯の年金額が増額されますが、実際の受給額は加入期間や現役時代の収入によって大きく異なります。
厚生年金で月30万円以上を受け取る人はごく一部であり、多くの人にとって公的年金だけで老後の支出を十分にまかなうのは簡単ではありません。
また、公的年金には「破綻する」「保険料が上がり続ける」「元が取れない」といった不安の声もありますが、制度には財政検証や給付水準の調整など、長期的に維持するための仕組みがあります。
公的年金は老後の収入だけでなく、障害や死亡への備えも含む社会保険です。不安な情報だけで判断せず、自分の受給見込み額を確認しながら、老後の生活設計にどう組み込むかを考えていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「国民年金及び厚生年金に係る財政の現況及び見通しー令和6(2024)年財政検証結果 ー」
- 厚生労働省「令和6(2024)年財政検証関連資料②ー年金額の分布推計ー」
- 日本年金機構「知っておきたい年金のはなし」
加藤 聖人