1.3 クリスマスローズ
半日陰のお庭の雰囲気をぐっと引き上げてくれる主役といえば、クリスマスローズ。ボルドー色の株は、3年越しにやっと咲いてくれた宝物です。
お迎えしたその年は「本当に咲いてくれるのか?」と心配でした。でも、じっくりと時間をかけて根を張り、株が充実して、今では見事な姿を見せてくれています。
中でも私の一番の自慢は、去年の冬に開花株でお迎えしたばかりのイエローカラー!日陰がちな庭の中で、まるでそこだけ陽だまりができたように明るく照らしてくれて、この先の成長がとても楽しみです。
クリスマスローズは「冬の貴婦人」の異名を持ちますが、春先まで長く花を楽しめるのが嬉しいところ。うつむいて咲くのは、大切な花粉を冷たい雨や雪から守るための植物の知恵でもあります。
一度根付くと非常に頼もしいのですが、実は日本の高温多湿な夏はちょっぴり苦手で「半休眠」してしまいます。そのため、わが家では冬は日が当たり、夏には気持ちのいい日陰を作ってくれる落葉樹の足元を定位置に選びました。これが半日陰の庭の特権ですね。
地植えの場合、夏場の水やりは基本的に雨任せで大丈夫。なお、こちらも全草に毒性があるため、お手入れ時の手袋や、ペットの動線には配慮してあげましょう。
※参考価格:1000円〜3000円前後(苗のサイズや品種による)
2. まとめにかえて
毎年同じ時期に咲く春の花々でも、植え付けた場所の環境に少しずつ適応しながら、わが家の半日陰の庭でそれぞれ異なる役割を担ってくれています。
新しい苗を迎える場所の光の入り具合をじっくり考えるわくわく感と、何年もかけて株が充実していく過程を家族のように見守る楽しさ。その両方を味わえるのが、地植えの多年草と歩むガーデニングの醍醐味だと日々実感しています。
一斉に華やぐ春の庭の中で、一株ごとの成長や日々の積み重ねに思いを馳せる時間は、忙しい毎日に静かな癒やしを与えてくれます。
ぜひみなさんも、お住まいの環境にぴったりと合う多年草をお庭にお迎えして、シェードガーデンならではの心豊かな庭づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

