モラハラを受け続けているうちに、「もう離婚したい!」と感じることもあるはず。そかし、離婚による金銭的なリスクも考えておきましょう。とくに小さな子どもがいる場合、今後の教育費のことも考えなければなりません。
養育費をもらう際は、「養育費算定方式」をもとに金額を決めるケースが多いでしょう。これは、お互いの収入や就労形態、子どもの人数や年齢を踏まえて算出するもの。2016年に厚生労働省が公表した情報によると、この年に養育費をもらっている世帯の平均月額は、母子家庭が4万3,707円、父子家庭が3万2,550円でした。
ここで注意しておきたいのは、養育費算定方式に「子育てに費やす時間や負担」が含まれていない点です。子どもが小さいうちは思うように働けず、収入を確保しにくい可能性もあります。
「自分の給料と合わせれば何とかなりそうだ」と思っていると、離婚後に苦労してしまうかもしれません。養育費だけでなく、これから得られると予想される収入額も考えておきましょう。
まとめ
たとえ言葉だけでも、精神的に追い詰められているなら「虐待」に当てはまると考えられます。「私の収入が低いのは本当のことだ」「私を心配しているから連絡を求めているんだ」と我慢していると、いつまでもこの状態から抜け出せません。
とはいえ、勢いで離婚してしまうと路頭に迷ってしまうかもしれません。養育費や今後の収入の見込みを踏まえたうえで、離婚後の生活のビジョンをイメージしておきましょう。
LIMO編集部