新年度が始まり、家計や将来のお金について見直す人が増える時期です。
物価高が続くなか、同世代がどのくらい資産を持っているのかは、とても気になるテーマではないでしょうか。
特におひとりさま世帯は、住居費や生活費を一人で負担する分、二人以上世帯とは異なる家計の悩みを抱えやすい傾向があります。
平均値だけを見ると見えにくい実態も、中央値や年代別の数字を確認すると、資産形成の進み方に差があることが分かります。
本記事では、二人以上世帯とおひとりさま世帯の金融資産保有額を比較しながら、貯蓄がある人とない人の差がどこから生まれるのかを考えていきます。
1. 【二人以上世帯】金融資産保有額の平均と中央値
まずは、おひとりさま世帯を見る前に、二人以上世帯がどの程度の金融資産を保有しているのか確認しておきましょう。
※この調査における金融資産とは、預貯金に加えて株式や投資信託、生命保険などを指します。ただし、日常的に決済で利用する普通預金口座の残高は対象外です。
※金融資産を保有していない世帯を含みます。
1.1 【平均値】
- 20歳代:525万円
- 30歳代:1096万円
- 40歳代:1486万円
- 50歳代:1908万円
- 60歳代:2683万円
- 70歳代:2416万円
1.2 【中央値】
- 20歳代:125万円
- 30歳代:311万円
- 40歳代:500万円
- 50歳代:700万円
- 60歳代:1400万円
- 70歳代:1178万円
平均値と中央値を比べると、どの年代でも大きな開きがあります。
一部の高額保有世帯が平均を押し上げている一方で、実際にはそこまで多くの金融資産を持っていない世帯も少なくありません。
特に50歳代までは、平均値が大きく伸びていても、中央値は比較的ゆるやかな増加にとどまっています。
