2. 一方で国民年金は「5万8206円」で全国42位という結果に
次に、自営業者やフリーランスなどが加入する「国民年金(老齢基礎年金)」のデータを見てみましょう。国民年金の全国平均月額は5万9431円です 。
これに対する京都府のデータは以下の通りです。
- 京都府の国民年金平均月額:5万8206円
全国平均を1225円下回っており、都道府県別のランキングではなんと全国42位となりました。
厚生年金は上位(13位)に食い込んでいるのに対し、国民年金は非常に低いという極端な結果になることがわかります。
3. なぜ京都府は厚生年金と国民年金で順位に差が出るのか
京都府において、厚生年金と国民年金の順位に差が出る理由は一概には言えませんが、京都ならではの地域特性がひとつ考えられます。
ご存知の通り、国民年金の受給額は、納めた保険料の「期間」によって決まります。
京都府は「学生の街」と呼ばれるほど大学が多く、若年層の人口割合が高い地域です。また、伝統工芸などの自営業者も多く存在します。
こうした「学生や自営業者が多い」という京都ならではの環境は昔から続いており、学生納付特例制度などの免除・猶予制度を利用する人の割合が他県に比べて高い環境にあります。
その結果として、「満額」を受け取れない層が平均額を押し下げている可能性があります。
実際、厚生労働省の「令和6年度の国民年金の加入・保険料納付状況」によると、京都府の第1号被保険者に占める免除・猶予者(学生納付特例含む)の割合は約48.3%に達し、全国平均の約44.0%を上回っています。